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★この事件に関する「戦争板」既投稿
イスラエル軍:ファタハ武装集団ら5人殺害 西岸ナブルス [毎日新聞]
http://www.asyura2.com/0406/war59/msg/1319.html
予定を変更して、緊急のお知らせ号です。こういうときは悪い情報と
ばかりなってしまいます。でも、マスメディアでは流れないことを
届けたくて。レポートも訳も粗いものですが、伝わるとは思います。
**以下、転送を歓迎します**
○○○ナブルス通信 2004.9.16号○○○
緊急お知らせ号
http://www.onweb.to/palestine/
Information on Palestine
────────────────────────────────
◇contents◇
◇ナブルスでの殺害 「処刑」の可能性が── ISM(国際連帯運動)
◇「ひとが死んでいくとき」 編集部(ビー・カミムーラ)
◇その他のパレスチナ・ニュース
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◇ナブルスでの殺害 「処刑」の可能性が──
「いくつかの爆発音、銃撃音、アパッチ・ヘリからの攻撃が。何がなさ
れているかはわからない。朝になって調べてみないと」(15日午前5時
20分 ナブルスの旧市街にいるISM(国際連帯運動)のメンバーから発
された携帯電話のショートメッセージより)
☆
「最低5人が殺されたという知らせは今、ゆっくりと行き渡り始めてい
る。ここバラータ難民キャンプのモスクはまだ殺された者の名前を集め
られていない。が、アル・アクサー団とアル・アウダ団は殺害を非難し
た声明を発表している。医療チームはいまだ(攻撃があった)地域への
アクセスを止められているので、死者の数は多くなる可能性がある。こ
の時点でイスラエル軍のD9ブルドーザーの一団がその地域へ入って
いったという報告が来ている。恐らくは家屋破壊がなされるのだろう。
戦車は通りを行ったり、来たりしている。
ハアレツ紙はイスラエル軍が平常の夜の襲撃時に銃撃されたと伝えてい
る。詳細は不明瞭だ。私はできるようだったら後でもっと詳しい情報を
出したい。……UPMRC (パレスチナ医療救援委員会連合)とともに、
医療アクセスを確保するための交渉をこれから行う予定だ。
目撃者の報告によると、軍隊は午前1時にやってきて、教会と数軒の家
を占拠した。教会では中のセンターに住んでいる13人の障害を持つ子
どもたち、高齢者たちが拘束されている。牧師が人々の状態を調べよう
と中に入ろうとしたが、兵士は頭にマシンガンを突きつけて、撃つと脅
した。中にいる人々は1室に集められて、午後12時まで水も食料もなし
のままになっている。
2機のアパッチヘリコプターが飛び続けている。人々を恐怖に陥れるた
めに家々と山のほうにやみくもに撃っている。地域一帯は「軍事封鎖地
域」と宣言された。
イスラエル軍の撤退を要求して下さい。」
☆
[15日昼間での追加]
「水曜日正午までのナブルスでの負傷者は最低24人となった。ひとり
は重体となっている。旧市街の包囲は続き、イスラエル兵士とパレスチ
ナ人の対立は続いている。街はストライキを宣言した。
ISM(国際連帯運動)のボランティアはUPMRC (パレスチナ医療救援委
員会連合)の医療チームに参加し、状況を記録するために夜中に攻撃を
受けた地域に辿り着こうとしている。旧市街では1軒の家が取り壊しに
遭った。
破壊の現場では救急車による遺体の回収と負傷者の捜索が許されていな
い。」
ISM(国際連帯運動)ナブルスより
[15日午後11時(日本時間)に届いたメールより 抄訳]
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15日の早朝、ナブルスでは6人がイスラエル軍によって殺されました。
その後、ジェニンでは4人がアラブ人を装った特殊部隊によって襲われ
て殺害されています。13日にジェニンでアルアクサー団の活動家が攻
撃ヘリからのミサイルによって3人暗殺され、それを受けてカルキリヤ
付近で自転車に乗った男性が自爆攻撃を行い、イスラエル兵士3人を負
傷させました。それに続く攻撃がこの15日のものです。
ハアレツ紙、ロイター、AFPなどは「手配中の武装グループメンバーを
追い詰めたところ、投降に応じず、立てこもって銃撃をしかけてきた。
それにより銃撃戦となり、5人が死んだ」というイスラエル軍の報道官
の話を報じています。[殺されたのはアルアクサー団の4名とDFLP1
名]
また、このときに11歳のマーラム・アル・ナフレさんが「巻き添えに
なって死亡」という報道もなされています(毎日新聞など)。しかし、
AFPを見る限り、少女は救急車が到着するのを見ていて、いきなり屋上
に陣取っていた兵士に顔(頬)を撃たれたという証言がでています。
「巻き添え」ではありません。
これらの殺害が知れ渡るとナブルスではあちこちで投石が始まり、さら
に負傷者がでています(14歳の少年が重体)。
16日午前3時(日本時間)には新たなメールがISM(国際連帯運動)か
ら届き、新しくわかってきたことを伝えてくれました。以下に。
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「緊急リリース:私たちは調査を要求する! ISM(国際連帯運動)
医療団調査によればイスラエル軍は5人を「処刑」
子ども1人が殺され、さらに3人重体
午前1時、イスラエル軍はナブルス旧市街の西、オールド・ナジャフ通
りで5人の若者と11歳の少女1人を殺害した。医療団の検死では5人が
処刑された証拠が示されている。
これらは戦争犯罪である
ISM(国際連帯運動)の活動家は5人の男性と少女が運び込まれたラ
フィディア病院長のドクター・サミール・アル・スルールにインタ
ビューをした。
ドクター・スルールによると、5人の男性のうち、4人は頭部を至近距
離から撃たれている。銃弾が頭蓋骨を貫通せず、そのかわりに若者たち
の頭部を破裂さていることが彼らが至近距離で撃たれたことを示してい
る。
ひとりの男性の胸には(兵士の)ブーツの足跡が残っていて、これもさ
らにこの男性が撃たれる前に拘束されていたことを示している。さらに
は、別の男性は首から銃弾が入った跡があり、(遺体の)上方が破裂し
ていたのだが、血の跡は壁の高いところに飛んでいた。この角度と証拠
も撃たれる前に拘束されていたことを、またかなりの至近距離で撃たれ
ていることを示している。
もうひとりの男性は腕をナイフで切られた跡が残っていた。5人(の遺
体)は互いに近い場所で発見されている。
11歳の少女は近くの家を占拠していた兵士によって、家にいて頬を撃
たれた。
べつの11歳の少年は至近距離からラバーコートメタル弾(通称「ゴム
弾」)を頭部にうけて、脳の一部が飛び出し、重体となっている。ま
た、35歳の知的障害を持つ男性は頭部を、33歳の男性は大腿骨を撃た
れ、二人とも集中治療を受けている。
死者の数は増える可能性がある。
このようなことは戦争犯罪だ!
殺戮を止めさせ、5人の男性の死について調査するよう声をあげてくだ
さい。」
ISM(国際連帯運動)
原文は:
http://electronicIntifada.net/v2/article3092.shtml
CALL THE OFFICIALS BELOW AND DEMAND AN END TO THE KILLING
AND AN INVESTIGATION INTO THE DEATHS OF THESE FIVE MEN!
Please call the DCO(地域連絡事務所).
One call can make a difference if we all make the call!
Nablus DCO (Israeli military liason)
Tel: +972-2-548-6217/5 Fax:+972-548-6218
他、シャロン首相やモファズ国防相の連絡先は
http://palestine-heiwa.org/misc/kougi.html
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◇「ひとが死んでいくとき」 編集部・ビー・カミムーラ
イラクではバグダッドでファルージャですさまじい数の人々が連日殺さ
れています。新聞のさほど大きくない記事のひとつとして流れる「数」
となった情報に感性はどんどん麻痺していくようです。(そして、パレ
スチナで行われている殺戮や暗殺攻撃は目立たなくなっている)
先日、バグダッドでパレスチナ人ジャーナリストがヘリからのミサイル
攻撃によって殺されました。このとき、13人のイラクの人々も殺され
ています。単に燃えている米軍車輌の近くにいたというだけで。
このときの様子を現場にいたイラク人ジャーナリストがガーディアン紙
に書いています。どのように人が死んでいくかが、むざむざと殺されて
いくかということが事実として迫ってくる記事です。
邦訳は「ハイファ・ストリート 2004年9月12日」
(「Falluja,April 2004-the book」)
(「最初に流血写真(死体と負傷者)があるので,この手の写真が苦手
な方はブラウザの設定で「画像を表示しない」にしてからリロードして
お読みください。」という注意つき)
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-d08343ca28d194105a0e013b4a899bae.html
紹介文は以下に書きました。
http://0000000000.net/p-navi/info/column/200409160227.htm
☆
アパッチ・ヘリ去りし午後の陽だまりに少年の死がひとつ置かれおり
(連作「ナブルスからの便り」より 水原茅子)
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◇その他のパレスチナ・ニュース
シャロンが「ロードマップに従うつもりはない」と発言したと伝えられ
ていますが(それは十分わかっていたことで)、他にもアラファトの暗
殺を仄めかしたりしています。その間にもヨルダン川西岸の南部、ヘブ
ロン近郊の村では隔離壁の建設が始まりました。抗議行動が村人たちに
イスラエルの反戦団体やISM(国際連帯運動)が加わって行われ、また
弾圧を受けました。
(写真リンクは以下に)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200409150746.htm
他にもジェニンが封鎖された、ヘブロンでモスクが包囲された、ハンユ
ニス難民キャンプが砲撃を受け、3人の子どもと2人の女性が負傷し
た、ラファでも銃撃で住民が負傷……と矢継ぎ早に昨日からのニュース
はひどい状態を告げています。ガザ北部も撤退とは名ばかりで、攻撃は
散発的に続いています。これらのことはできればP-navi infoで追ってい
くつもりです。
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◇この文章は以下に掲載
http://www.onweb.to/palestine/siryo/nab-16sep04.html
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◇P-navi info <http://0000000000.net/p-navi/info/>
[ほぼ毎日更新中。編集者ビーのblog。速報、インフォ、コラム]
・マーゼンさんのお墓の前で
・密航者の記録的上陸 パレスチナ人と自称 イタリア
・行政拘束されるイスラエル人活動家
・イラクで殺されたパレスチナ人ジャーナリスト4人に
(などなど)
携帯電話からは(最新10件のみ):
http://0000000000.net/p-navi/info/index.mb
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◇ナブルス通信の配信お申し込み、バックナンバーは以下に。
http://www.melma.com/mag/84/m00109484/
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