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外交部の孔泉報道官は14日午後の定例記者会見で、スーダン西部ダルフール地方の紛争をめぐり米国が国連安全保障理事会に提出した新決議案について、記者の質問に答えた。
――米国は国連安全保障理事会にスーダン・ダルフール地方の問題をめぐる新決議案を提出した。中国は同案に対し、どのような態度を取るか。
スーダンのダルフール地方の問題に、われわれは一貫して大きな関心を寄せており、スーダン政府が国際社会、特にアフリカ連合(AU)の協力による現地の人道状況の早期改善を希望すると何度も表明してきた。現地では人道状況の悪化を示す事態が実際に発生している。このため、中国政府もスーダン政府に1千万元相当の物資援助を提供するなど努力している。現在の情況については、国連安保理がこのほど決議1556を可決したことに触れておく必要があるだろう。スーダン政府は決議の実行でいくらかの進展を得ており、ダルフールの情況は現在良い方向に向かいつつある。われわれはこうした状況の中、国際社会がスーダン政府に明確なシグナルを示すことで、スーダン政府を励まし、スーダン政府のこれまでの努力を評価すると同時に、スーダン政府を支持し、合意事項を実行するための十分な時間が得られるよう支援する必要がある。米国は、まさにこうした状況の中、安保理に新決議案を提出した。全体的に見て、同案は、国連事務総長が派遣した特使が行った関連報告の主旨に合わないものだ。制裁、または制裁(を持ち出すこと)による威嚇を再び提案することは、ダルフール問題の解決に複雑な要因を増やすだけだ。米国が各方面の意見に耳を傾け、提出した新決議案を修正し、ダルフール問題の適切な解決に役立てるよう希望する。(編集YH)
「人民網日本語版」2004年9月15日
http://j.peopledaily.com.cn/2004/09/15/jp20040915_43418.html