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ファルージャで車による自爆事件が皆無の理由
幅広い情報源を有し、歯に衣を着せぬ鋭い分析で知られる憂
国のイラク人著述家で元政治家のサミール・オベイド氏が、表
題の論説を、デンマークで発行するネット紙、イラク・フォー
・オールに寄せた。
暫定イラク政府は、イラク人に敵対し、占領軍の命令を実行
するだけの政府でしかないことを、イラク人は確信するように
なった。
その為、米軍機がいつでも好きな時にファルージャを攻撃し
ているが、そのたびに聞かされる言葉は、「アラウィ首相が空
爆の許可を出した」をいうものだ。我々は笑ったらいいのか、
泣くべきなのか? 占領軍が空爆前にアラウィの命令を受ける
なんて誰が信じようか? 占領軍はイラクで何をしても訴追さ
れない治外法権を有しているのだ。
占領軍の目的と関心事は、ファルージャを悲惨な状態に陥れ
、静穏な町に変えた住民による支配(占領軍は決して望まない
)を終わらせることだ。
ファルージャは、メキシコやホンジュラスであるかのように
、自動車による自爆攻撃の発進源だといわれてきた。しかし、
ファルージャでは爆破事件は起きていないのだ。なぜか?ファ
ルージャは住民によって護られ、米軍が一兵も居ないからだ。
ファルージャの住民は自警団を組織し、出入りする車両検査も
実施している。住民たちもこの自主管理方式を歓迎しており、
これ自体は大成功を収めたが、占領軍の弱点を浮き彫りにした
。そこで占領軍と暫定政府は、ファルージャの住民を懲罰のた
めに空襲するようになった
一方、分派主義やイラク分割説を唱える一部の著述家や政治
家、文化人たちは、「爆弾搭載車による爆破事件は、南部や中
部のシーア派教徒を殺害するために、スンナ派グループによっ
て引き起こされた」と主張してきたが、これは間違っている。
最近の爆破事件は、バークーバやハディーサ、ラマディなど
全てスンナ派都市で起きているのだ。(シーア派教徒殺害が目
的ならスンナ派都市で起きるわけが無い)。このことによって
も爆破事件を引き起こしている者は、以下の者たちであると断
言できる。
1)外国や周辺諸国と深い関係を有すイラクの政党や運動体に
属する破壊グループ
2)イスラエルの対外諜報機関モサド分子や占領軍に属する不
審な暗殺集団
3)イラクの暫定政府関係者や一部の政治家の了解の下に暗躍
する外国人集団、また暫定政府の一部勢力が助長、煽動してい
る一部のグループ
4)アラブや近隣地域の諜報機関分子。その筆頭はクウェイト
、ヨルダン、イラン。
5)イラクに駐留する米軍に報復するために外国から来た個人
や種々の組織。規模は喧伝されているほどのものではない。
【オベイド氏は別の論説で、アハマド・チャラビなどの例を挙
げて「占領軍は次から次へと為政者の首を取り替えており、ア
ラウィ政権も時間の問題だ。しからば最終的に誰が生き残り最
後に笑うかといえば、クルド人のバルザーニとタラバーニであ
る」と予測している】
http://www.iraq4allnews.dk/viewnews.php?id=58738
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http://www.geocities.jp/voiceofarab/40801165.htm