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(回答先: NYTimes記事:宜野湾市民大会 投稿者 なるほど 日時 2004 年 9 月 14 日 01:35:29)
9月13日(月)
・12日宜野湾市民集会の後にも係らず防衛施設局は調査船を出してきました。全てではありませんが、大半を阻止したと言って良い状況が今日巻き起こりました。これこそが「阻止行動」です!!
まず、午前中に防衛施設局が船を出したとの情報があり、私は船の整備に追われていました。
防衛施設局は辺野古の陸上には沖縄の怒りに恐れおののき手が出せない。そして言い訳にも似た形で辺野古の漁船をチャーターしている。さらに、主体となる「作業船」は那覇や佐敷といった南部からしか出せていない。宜野湾から先は(表現が適切か分かりませんが)「解放区」と化している。そのことも踏まえなければなりません。
今日は海に出ました。その時の報告をメールで流しました。そのまま乗っけます。
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13時29分報告。
抗議船の阻止行動によって、具体的な作業はまだ着手されていません。
マナヌ岩左20M 、沖合い50Mの地点に作業船「ゆいまーる」、警戒船2隻、監視船1隻
が待機しています。こちらの抗議船4隻は、作業船に対して阻止行動を展開。作業船1
隻は船体にダイバー1人、タンク1つ、ブイ3つを積んでいました。
作業船「ゆいまーる」から南に1キロ行った地点に作業船「みらい」が停泊し、ほか
に、警戒船2隻、監視船1隻が停泊。抗議船が作業船「みらい」に向かって直進したと
ころ、「みらい」は沖合いに逃走。すぐに「みらい」がダミーだと気づいたが、船体
に載っている物資の確認のため追いかけました。船体には、ブイが3つ載っているだ
けでした。
その後、マナヌ岩近くに戻りましたが、他の抗議船が作業船本体を阻止しているた
め、作業している様子はありません。
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その後の状況を書きます。
さきほどの作業船本体への阻止線は突破されたと情報が入る。
マナヌ岩近くにいた作業船「ゆいまーる」も調査をしている様子がなく、「ダミー」だと気づき、リーフ内に入り作業をしている「本体」を追った。
すると長島、平島の近くに海上保安庁のゴムボートが2艇警戒をしていた。
私達はすぐに「ここだ」と感じ取る。あたりを見回すと、抗議船2艇がそこに集結している。私達はさらに走行し、「作業ヤード(基地建設のための作業現場)建設」が計画されている大浦湾まで行く。するとそこに6艇もの漁船が集まり、なにやらの作業を開始している。
私達は覚悟してその中に突っ込む。
6艇の間に入りマイクをにぎり「帰れー!!」と叫ぶ。私達の相手は決して漁民ではない。悪魔で防衛施設局(国)なのである。この叫びは国に対しての沖縄の怒りの象徴。
6艇の内の3艇は私達が来るのを見ると慌ててその場を離れ沖合いへと航行した。
残りの3艇を追い込む。「あなた達は人殺しへの加担をしている。そのことを人としてどう感じている。昨日の3万人の怒りを受止めているのか!!」叫びはいっそう力強さを増す。絶対に許さない。「これは沖縄に対しての挑戦である(宜野湾市民集会決議文)」人の生命がかかっている。私達が止められなければ何万人もの人達の生命が奪われる。力がこもる。
私達は譲らず叫び続けた。防衛施設局はしきりに電話をしていて、ビデオを廻している。20分が経ち動き始めた。
防衛施設局が乗る漁船はすぐ近くにある「キャンプ・シュワブ」の簡易桟橋へと逃げ込む。私達は追い詰め、さらに怒りの声を上げた。
桟橋には防衛施設局員、警察、ガードマン、米兵(遠巻き)がいる。資材を降ろしそそくさと帰っていった。
今日は完全に勝った。3万人の怒りは確実に国を追い込んでいる。
帰ってきた私達に誰もが勝利したという満面の笑みで迎えてくれました。おばぁ達も「ごくろうさん。がんばってきたねぇ。」と声をかけてくれました。
今日は勝ちました。明日も勝とう。陸上でかんばる人達、海上でがんばる人達が必要です。たくさんの人達が辺野古に集まってくれるようにお願いいたします。
9月12日(日)
・防衛施設局、調査はありませんでした。
座り込みは宜野湾で市民集会があるのでいつもより少なく、午前中に20人ほどが集まり、テントを立てました。宜野湾市民集会に参加するという人達が何組か集まり、合計で50名ぐらいの人達が来ていたでしょうか。
昼を回り、座り込みの参加者もじょじょに宜野湾に向かいました。座り込みには小禄さんを含む6名ほどのおばぁが「今日は宜野湾で集会だけどわったーやここを守っておくさ!!」と言って座り込んでいました。
居酒屋で働いているという沖縄の人が来て色々と話をしました。「辺野古の話を聞いた大和に住む友人がいてもたってもいられなくて千羽鶴を折って送ってきた。今日はそれを届けに来たのです。」とその人。「ありがとうございます。」おばぁ達の前で手紙を読みました。「僕は沖縄人としてさらけだして生きたいと思っているのです。差別を抱える、基地問題を抱える沖縄人として。」とまたその人。
とてもうれしい出会いでした。私は大事な事務所番を任されていたため3万人には出会えませんでしたが、彼一人に出会えたことはそれ同等にうれしいことでした。
2時頃、「そろそろ、始まっただろうなぁ」と思っていたら亜季ちゃんから写真のメールが送られてきました。遠くまで見えないぐらいの人達が沖国大のグラウンドに座り込んでいる写真。圧巻でした。その時は推定2万人だと考えていました。
「主催者発表で3万人!!」とメール。あーーーきさみよぉぉぉぉ。座り込みをしていたおばぁ達から歓声が響く。ものすごい衝撃でした。
宜野湾市は「1万人」を目指していた。それをはるかに上回った。9月5日にやる予定が台風で12日にずれこんだため大和からの支援者はほとんどいなかったはずです。宜野湾ー沖縄の総決起と言える状況です。
今日、座り込みにはたったの10人余りでした。しかし、その後ろには宜野湾市民の3万人。そして、その後ろにつながる数え切れない人達と共に座り込まれています。そのことを辺野古の空を見上げながら実感する日でした。
大阪行動のMLで流れた沖縄人の方の言葉をそのまま引用すると。「95年の少女暴行事件に抗議した10・21集会(8万5千人)に次ぐ規模の大結集です。95年に[沖縄の反乱]といわれた米軍基地撤去を求める闘いが、10年の試練をくぐりぬけて、新たな大爆発を開始した。」まったくその通りです!!
防衛施設局よ、もう沖縄の怒りは止められないぞ!!覚悟しろ!!
以下、宜野湾市民集会決議文。
米軍ヘリ沖縄国際大学への墜落事故に抗議し、
普天間飛行場の早期返還を求める市民決議
2004年8月13日、午後2時15分頃、沖縄国際大学本館に米海兵隊所属CH-53D
型ヘリコプターが接触し、墜落炎上するという大惨事か起こった。
墜落ヘリは、沖縄国際大学本館の機能を麻痺させ、本館を削り取ったブロック片や部品が地域住民を襲い、その結果、多くの市民が被害を被った。
墜落ヘリの乗組員3人の負傷だけですみ、民間人には犠牲者が出なかったのは奇跡としか言いようがない。今回の事故は過去に起きたヘリ事故の中でも、最悪の事故であり、日米両政府及び米軍に対し、強い怒りを持って抗議する。
さらに、米軍は日米地位協定を盾にして、拡大解釈により事件現場の立ち入りを制限し、所有者である沖縄国際大学関係者はじめ、宜野湾市及び県の関係機関を含め日本側の捜査、調査を排除した。そのために、大学運営の回復や地域住民の不安を取り除くための事故原因の究明や被害実態の把握に支障をきたした。提供施設外において米軍が優先され、法治国家である日本の主権が侵害された実態は、異常な事態と言わざるを得ない。
また、市民、県民が、連日この事故に対して抗議し、米軍機の飛行停止を求めている最中、「原因究明まで事故機は飛ばさない」と在沖米第四軍調整官が自ら発表したにもかかわらず、8月22日の静かな日曜日に次々とCH-53Dヘリを飛行させたことは、私たち宜野湾市民はもとより、沖縄県民に対す悔辱であり、挑戦と受止めざるを得ない。
1966年のSACO最終報告によると普天間飛行場の返還合意の原点は、危険きわまりない欠陥飛行場を取り除き、県民の基地負担の軽減を図ることであったはずである。返還期限の7年がすでに経過し、今回のヘリ墜落事故は、その原点が極めて問われるものであり、日米両政府には今こそヘリ基地としての運用を直ちに中止させ、普天間飛行場の早期返還を実現するよう求める。
すでに普天間飛行場所属機50機のうち40数機が同基地を離れていることが発表されており、残る10数機を早急にハワイ等に撤退するように併せて強く求める。
記
1.被害の徹底調査と事故原因を明らかにし、すべての被害に対する謝罪と完全補償を早急に実施すること
1.すべての米軍機の民間地上空での飛行を直ちに中止すること
1.ヘリ基地としての運用を中止すること
1.危険極まりない普天間飛行場を早期返還すること
1.SACO合意を見直し、辺野古沖への移設を再考すること
1.日米地位協定を抜本的に見直しすること
以上決議する。
2004年9月5日
沖縄国際大学への米軍ヘリ基地墜落事故に抗議し、
普天間飛行場早期返還を求める宜野湾市民大会
あて先
米国大統領/在日米国大使/在日米軍司令官/在沖米四軍司令官/在沖米国総領事館
内閣総理大臣/外務省/防衛庁長官/防衛施設庁長官/外務省特命全権大使
那覇防衛施設局長/沖縄県知事
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