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(回答先: 【両江道大爆発】「龍川」爆発事故の3倍規模【朝鮮日報】 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 9 月 13 日 01:10:01)
【両江道大爆発】単なる事故か、意図的な爆発か【朝鮮日報】
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/12/20040912000043.html
9日に発生した北朝鮮の大規模な爆発事故は、北朝鮮の建国記念日に発生した上、龍川(リョンチョン/竜川)駅爆発事故の3倍の規模と伝えられ、体制に不満をもつ勢力のテロの可能性など、さまざまな憶測がささやかれている。
▲弾薬庫・軍需工場・ミサイル燃料の爆発の可能性
韓国政府と軍当局は、核実験の可能性は極めて低いと判断し、他の可能性に重点を置いて今回の事件に注目している。
政府当局はひとまず、弾薬庫や軍需工場などで軍用爆発物が爆発した可能性が高いと見ていることがわかった。事故が起きた地域は中国と国境を接する海抜1500メートルの高地帯で、軍の基地や軍需工場などが密集しているが、一般住民はあまり暮らしていない。
中でも事故発生の地点から10キロ余離れた場所には韓米軍当局が90年代末から注意深く見守ってきた嶺底(ヨンジョ)洞のノドン1号ミサイルの地下基地がある。
99年7月に本紙報道で初めて存在が明らかにされた嶺底洞基地は、94年頃に工事に着手し、全長約20メートルの地下ミサイル発射口を10か所余持つ。
一部の国内外のメディアはこの基地にテポドンミサイルが配置されたと報じているが、実際には射程距離1300キロのノドン1号ミサイル10基余が1999〜2002年に実戦配置されたと消息筋は伝えている。
この基地はミサイル発射口が中国に向けられており、中国との国境から約20キロしか離れていないため、有事の際には巡航ミサイル・トマホークでの攻撃が難しい。また、韓米両国の空軍による空襲も中国を刺激する可能性があるため事実上不可能で、両国軍の「頭痛の種」とされている。
今回の事故が軍用爆発物の爆発によるものならば、その威力はTNT爆薬1000トン以上に上ると推定されている。
北朝鮮は全長15〜17メートルの巨大な穴ができ、半径1キロ程度が廃墟となった4月の龍川駅爆発事故の際、1トン爆弾100個が同時に爆発した程度の威力だったと説明した。
しかし海外の専門家らは、当時、国内外の地震観測所で感知された衝撃波を考えると、TNT爆薬800トン程度が爆発した程度の威力だと指摘した。
今回の事件による被害は半径3キロ以上と龍川の3倍程度に達するため、膨大な量の爆発物が爆発したと推定される。
ある脱北者は「事故発生地域の近くには各種のミサイル基地と軍需工場が集まっており、ノドン1号ミサイルの液体燃料は引火性と爆発性が高いため、ミサイルの液体燃料などが爆発した可能性もある」と伝えた。
▲龍川駅の事故と同じ列車事故である可能性も
事故発生地点の近くに小さな汽車の駅があり、龍川駅の事故のように引火性の化学物質が大爆発を起こした可能性もあるとされている。北朝鮮は、龍川駅の事故について、硝酸アンモニウムを積んだ列車が誤ってほかの列車と衝突し、電気スパークにより連鎖爆発が発生したと発表している。
しかし龍川駅爆発事故の現場に残っていた巨大な穴は、硝酸アンモニウムや油類の爆発では発生することが難しいことから、シリアに向かっていたスカッドミサイルが爆発したものだという情報筋らの主張が相次ぎ、物議をかもした。
ノドン1号など北朝鮮の地対地ミサイルに発射直前に液体燃料を抽入し、それを積んで走っていた列車が爆発した可能性も提起されている。化学物質や燃料が爆発した場合、その量は少なくとも数百トン以上であると情報当局は見ている。
また、現在まで巨大な煙の雲以外には確認されたものがほとんどないという点で、山火事など大型の火災である可能性もある。きのこ雲の発生と関連しては、龍川駅事故の際も高さ1キロ程度のきのこ雲が発生するなど、一般の爆薬が爆発した場合でも充分に発生するという点で、核爆発であるという証拠はないという指摘だ。
▲意図的な事故である可能性
北朝鮮の体制に不満を持つ勢力などによるテロではないかとも見られている。
政府の関係者は「今回の事故が、北朝鮮が重視している政権創建記念日に発生しているということは尋常ではない」とし、「龍川駅の事故も単純な事故ではない可能性が提起されており、北の体制に不満を持つ勢力が金正日(キム・ジョンイル)政権に打撃を与えるために引き起こした可能性についても調査している」と話した。
一部の専門家らは、韓国の「過去の核関連実験」が問題になった時点で、北朝鮮政権の核心部が国内外の関心を集めるため、人命の被害の出ない場所で意図的に“事故”を引き起こした可能性もあると分析している。核問題の早急な妥結を促すメッセージである可能性もあるとしている。
ユ・ヨンウォン軍事専門記者 bemil@chosun.com