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戦死者が1000人に――夜は眠れますか、ブッシュさん?
(blog)
2004年9月7日(火曜日)
テレビを見ていたら、アンカーマンが言った。「今夜、道しるべをひとつ通過、イラクで1000人目のアメリカ兵戦死者が出ました」この2日間で13人の兵士が死亡した。ファルージャやサドルシティへの爆撃で、今日何人のイラク民間人が死んだか、ぼくたちは知らない。たかがイラク人のことじゃないか、というわけだ。この殺戮はなんのためだろう?
ブッシュがテレビ画面に映る。シャツが汗に濡れている。近頃は毎日そうだ。あなたはそれに気づいているだろうか? そりゃ、人間は誰でも汗をかく。でも、この男はぐっしょり濡れている。ぼくは彼を気の毒に思う。ほんとは処刑人の仕事なんかやれる柄じゃないのだ(もっとも、テキサス州知事時代はホイホイ死刑を執行させたようだが)。
彼はみずから引き金はひかないが、自分の行動がどういう結果を生んでいるかは知っている。そして自分自身だけでなく、数多くのアメリカ人を不運に落としこんだことで、深い恐怖をおぼえ、汗を流している。嘘をついた人間はそんなふうに汗を流す。ごまかしをやった人間はそんなふうに汗を流す。でも、そんなふうに汗を流すのは、良心がちゃんと胸の中にあるからだ。おまえはこの世の法と秩序よりも大きな法と秩序を破ったと告げる声が聞こえるからだ。ブッシュ氏にはまだ良心があって、シャツはいまも濡れている。1000人のアメリカ兵は、国民を守るために必要なことは何でもするという最高司令官(大統領)の約束を信じ、それ以外に納得できる理由もなく死んだ。ぼくはそのことで、この1000人の兵士全員に敬意を捧げる。彼らと彼らの遺族に哀悼の意を捧げる。そしてブッシュ氏が今夜床についたとき、汗ではなく、自分が死に追いやった若い男女のために流す涙でシーツを濡らしてくれることを祈る。
今日(水曜日)、《ボストン・グローブ》紙と〈AP通信〉とダン・ラザーの番組が、ジョージ・W・ブッシュのテキサス空軍州兵優先入隊と、無許可離隊について、新しい有力な情報を伝えた。ぼくは大多数のアメリカ人がこの情報を知り、そこに見られる不正を理解し、悲しい、胸の悪くなるほどの皮肉な思いとともに、これがぼくたちの大事な2004年大統領選にとって大きな大きな意味を持っていることを実感してほしいと思う。
マイケル:午後11時12分