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『驚いた!(ドッグ・ソルジャーへのインタビュー)』 橋田信介 遺稿 「わしズム 夏季号」幻冬社
http://www.asyura2.com/0406/war58/msg/768.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 8 月 18 日 20:29:10:V/iHBd5bUIubc
 


   第3章 砂嵐のサマワへ

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(サマワの自衛隊)宿営地前のゲートで車を降りる。猛烈な風で小粒の砂が頬や額をたたく。

自衛隊員はゴーグルを装着していた。ダメだとわかっているが、取材申請なるものをする。

「あなた方が、水をつくっているところを撮影したいのです」

軍隊が水をつくる。言うほうも情けないが、言われる方はもっと情けないか。それとも本当にそうなんだから、疑問に思わないか。

「東京で申請してください」

申請用紙をもらってそれで終わり。そうだろうと思っていたから別に落胆はしない。

それでも何かを撮影して帰りたい。翌朝、再びゲートの前に張り込む。

驚いた。基地内から50台近いトラックが出てきたのである。隣のクエートから物資を運んできて、今また物資を取りに行くのだという。
このコンボイを守るのはオランダ軍ではなかった。ロンドンを本拠とする英国の警備会社だった。
もちろんフツーのガードマンではない。最新の軽機関銃を持ったドッグ・ソルジャー(雇い兵)である。6,7人の男はほとんどが太い腕にイレズミを彫りこんでいた。

「軍隊を守るってどんな気持ち?」
「ノー・コメント」

別の奴に同じ質問をする。

「敵がいないから、面白くネー」
そうかもしれない。彼らは人を殺すのを趣味としている連中なのだ。
バグダッド周辺のファルージャでの大規模戦闘のきっかけは、橋に吊り下げられた民間人4人の遺体だった。実はこの4人も傭兵だったのである。
救急車や子供を撃つスナイパーもホンモノの米軍兵士でなく傭兵の場合が多い。
彼らにとって、イラクはもっともおいしい職場だ。1日10万円もらって好きな戦場で働ける。
世界中から人殺しを趣味とする傭兵が集まっているのが今のイラクの戦場なのだ。

(後は省略します)

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自衛隊は、憲法9条の首輪がある(とりあえずは)。しかし、軍隊のアウトソーシング(傭兵を雇うこと)
は憲法9条に触れないのだろうか?

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