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2004/08/17のBlog
番犬嫌い
[ 16:41 ] [ イラク ]
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644
主権移譲が行われた日、バグダッドの市民の反応を聞いたが、あるシーア派の男性はこんなことを言っていたっけ。
「アラウィ首相もバース党出身。サダムのような恐怖政治を行わないか心配だ」
彼の不安は単なる被害妄想ではなかったようだ。しかも、どうやら、外国人にとってもサダム時代と同じような状況になってきたようである。
イラク中部ナジャフでは、米軍が対米強硬派のシーア派指導者ムクタダ・サドル師を包囲、サドル派民兵「マハディ軍」との戦闘が続いているが、いくつかの欧米系メディアの報道によれば、イラク暫定政権は、ナジャフにいる外国人記者に対して退去を命じたという。
英紙Guardian が伝えるところによれば、英紙Times の記者はイラク警察に「すぐにナジャフを去るか、撃たれるか選べ。これは命令だ」と警告されたらしい。
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1284221,00.html
また、米ABC放送は、現地目撃者の証言として、外国人ジャーナリストの滞在するホテルの周りにイラク警察が狙撃兵を配置し、ホテルから出ようとすれば狙撃するとして、ジャーナリスト達を缶詰状態にしていると報じている。
http://www.abc.net.au/news/newsitems/200408/s1178045.htm
暫定政権を「傀儡」と切り捨て、声高に多国籍軍撤退を叫び、イラク民衆からの支持も集めつつあるサドル師は、米軍にとっても、イラク暫定政権にとっても、非常に気に食わない存在なのだろう。これまでの戦争の歴史を見れば、メディアを排除したところで何が起こるかは、もはや言うまでもないが、米軍と暫定政権は、本気でサドル派潰しを目論んでいるようだ。そのためには外国人ジャーナリストに対して徹底的な弾圧を行うことも辞さないのだろう。
それにしても、何か良からぬことをしようとする時は、人の目から隠そうとするというのは万国共通のようだ。「自己責任」うんぬんで騒いだどこかの国のセンセイ方やポチ系メディア関係者も例に漏れずか。いや、今は日本人ジャーナリストはわずかにしかいないから、「自己責任」だの言う必要もないかも。今日の朝刊に載っていた宿営地の写真も「陸自提供」とかクレジットがあったしね。
画像は、初めて裁判に出廷した時のサダム君。落ち込むことはないさ、君の後釜は伝統をしっかり受け継いでいるようだぜ。
[ 更新日時:2004/08/17 17:06 ]