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(回答先: ベネズエラ国民投票、投票時間を延長…発砲で死傷者も [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 16 日 17:32:46)
ベネズエラのチャベス大統領、信任される 国民投票結果
南米の産油国ベネズエラでチャベス大統領を罷免するかどうかを問う国民投票が16日未明まで行われた。選挙管理当局にあたる全国選挙評議会(CNE)は即日開票の結果、罷免反対票が賛成票を上回り、大統領は信任されたと発表した。接戦との予想に反して6割近い信任を得たことで同大統領は自信を深め、貧困層重視の政策と反米左翼路線を強めるのは確実だ。
CNEによると有権者は1424万人。開票率94%の時点で、罷免反対499万票(得票率約58%)、賛成357万票(同42%)。投票率は60%台半ばと見られる。チャベス大統領は07年1月初旬までの任期を続ける。
反大統領派は「結果は受け入れる」としながらも、「我々の独自集計では罷免が成立している。集計の検証を選挙監視団に求める」と表明した。
国内の安定は、大統領が反対派と積極的に対話するかにかかっている。石油輸出国機構(OPEC)3位の生産枠をもつだけに、双方の市民が衝突し、経済機能がマヒするような事態になると、原油価格の高騰に拍車をかけかねない。
大統領は16日午前4時過ぎ、大統領公邸に集まった支持者に対し、「ベネズエラの新しい民主主義が世界に示された。アメリカ主導の新自由主義に対抗し、今後も貧困と不平等に立ち向かう。中南米諸国全体の勝利だ」と勝利を宣言した。
罷免には、チャベス氏が00年7月の選挙で獲得した375万票を上回ることが最低限必要だったが、それも及ばなかったとみられ、反大統領派の完敗と言える。2年半にわたった罷免要求運動は大きく挫折した。
同国では、8割を占める貧困層の大半が大統領を支持する一方、経済界や富裕層、中間層が反大統領派とされる。事前の世論調査では罷免の賛否が伯仲していたが、反大統領派は旧支配政党など40以上の組織の寄せ集めで、まとまりに欠けたようだ。罷免が成立した場合の大統領選で立候補する統一候補の選出もできなかった。 (08/16 19:24)
http://www.asahi.com/international/update/0816/003.html