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【カイロ15日時事】イラク各層の意思反映のための大規模集会「国民大会議」が15日、首都バグダッド中心部の会議場で開幕した。会期は3日間で、暫定政府の監督機関となる「諮問評議会」(100人)を選出する。
会議にはイラク各地の地方代表や政党、非政府組織(NGO)、知識人ら約1300人が参加した。
暫定政府のアラウィ首相は開幕演説で、「きょうの集まりは、国を引き裂こうとする邪悪な勢力に対する挑戦だ」と述べ、相次ぐテロや武装組織の蜂起に、強い姿勢で臨む意思を強調した。
イスラム教シーア派民兵のマハディ軍による武装蜂起で騒然とする南部各地からも多数の代表者が参加したが、開幕早々、参加者100人以上が退席。「爆撃が続く限り、われわれは会議を開くことはできない」との声が上がった。駐留米軍・暫定政府のシーア派民兵に対する武力攻勢に抗議したものとみられる。
会議準備委員会は、マハディ軍を率いる反米指導者ムクタダ・サドル師のグループや、スンニ派指導部であるイラク・イスラム聖職者協会に代表を送るよう呼び掛けたが、いずれも拒否された。会議が各層の意思を十分に反映できないとの懸念も出ている。
この日、首都には厳戒態勢が敷かれたが、会議場周辺では会議開催中に5、6回の爆発音が聞かれ、議場の向かいにあるラシド・ホテル付近から黒煙が上がるのが目撃された。会期中の安全確保のため、首都では1万人規模の治安部隊が動員される。 (時事通信)
[8月15日19時1分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040815-00000674-jij-int