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イスラエル、スペイン領事に対し威嚇発砲
8月14日のスペイン各紙は、12日夜にイスラエルのスペイン領事アルベルト・ウセライの乗った車が、ガザ地区でイスラエル兵によって威嚇発砲されたことを報道しています。
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『マドリッド、スペイン領事への発砲の理由説明をイスラエルに求める』(ABC紙:8月14日)
http://www.abc.es/abc/pg040814/prensa/noticias/Internacional/Oriente_Medio/200408/14/NAC-INT-046.asp
『エルサレムのスペイン領事に対して威嚇発砲』(エル・ペリオディコ紙:8月14日)
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=140778&idseccio_PK=7&h=040814
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ウセライ領事は15名のパレスチナ人の子供をバルセロナで行われている文化フォーラム2004に招待するためにカイロに向かっている最中で、イスラエル政府からは通行の許可を受けていた、ということです。事件後、一向は無事にカイロに到着したようですが、スペイン外務省はこれを「重大事件」として在マドリッド・イスラエル大使館を通してイスラエル政府に抗議し、発砲した理由の説明をイスラエル政府に求めました。
これに対してイスラエル政府は、「ガザ地区を警備する兵士に連絡が届いておらず、事件は非常に遺憾なことであった」としながらも、「停止命令に従わなかったため発砲した」と説明し、さらに「外国外交官関連の車の通行は保障されるが、パレスチナ武装勢力が外国外交官を襲撃する事態を防ぐためには警備兵の命令には従わなければならない。」と開き直っています。
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『イスラエル、スペイン領事事件で遺憾だが協力的には見えなかった、と言う』(エル・ムンド紙:8月14日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/08/14/espana/1092444395.html
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警備の兵士に「連絡が届いていなかった」など信じられず、領事の乗った車両に同乗していたのが15名のパレスチナ人の子供であったことによる嫌がらせではないか、としか思えませんが、それにしてもスペイン政府はこの程度の説明で引っ込むのでしょうか。
もしこれが立場が逆なら、イスラエル政府は狂犬のように吼えて噛み付きまくるでしょうね。「この事件は○○国政府のアンチセミティズムとテロリストに対する協力の姿勢を白日の下にさらした。ホロコーストを経験した我々はこのような人類に対する暴虐を決して許すことをしない。」なんて言ってね。