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[陸自撤退]含め極秘検討ーーー政界ヒソヒソ話
陸上自衛隊が派遣されているイラク南部サマワの治安情勢が急変している。
オランダ軍宿営地キャンプ・スミティ周辺に11日、迫撃弾が撃ち込まれた。この近くの
陸自宿営地のテントから50mの地点にも不発弾2発が着弾していた。
日本政府内ではサマワの治安悪化を警戒し「最悪の事態」(官邸筋)を想定した対策が密かに練られている。
小泉純一郎首相は10日「現在の活動とイラクの人たちの期待に差が出ている。活動と期待の差をどう縮めていくかが課題だ」と語り、従来の「安全は確保されている」
との見解とはニュアンスを変えはじめている。
実は、官邸や防衛庁では首相や石破茂防衛庁長官のサマワ電撃訪問の可能性を探ってきた。
石破氏の場合はこれまで何度か実現する一歩手前までいったが、いずれも事前にメディアに情報が流れて断念した経緯がある。
防衛庁はVIPのサマワ視察に備え、治安状況などを検討していた最中、イラク南部の武装グループの活動が活発化してきたことをキャッチしていた。
日本政府内では「自衛隊撤退」を含め対応処置の検討に入ろうとしていた。
夏休みの休暇に入った小泉首相は「ホテルでオリンピックを観戦する」と公言。9月の内閣改造・自民党役員人事に備えて英気を養うつもりのだろうが、サマワ情勢が悪化すれば「自衛隊撤退」など小泉政権の屋台骨を揺るがしかねない事態が
起こる可能性がなくはない。
http://www.sponichi.co.jp/
イランの石油油田開発承認の見返りに自衛隊派遣を決定した小泉首相はこの大事な「イランの石油油田開発承認もチャラ(変わりにリビア案が急浮上)」にされてしまった。
さすがにアメリカ追随ではなく「ブッシュ追随」の小泉首相も4本足歩行(犬という意味)から2足歩行への進化の過程だと期待したい。