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オランダ軍宿営地付近に迫撃弾2発=市街では銃撃戦、治安悪化−イラク・サマワ
【サマワ11日時事】陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで11日午前3時(日本時間同日午前8時)ごろ、オランダ軍宿営地キャンプ・スミッティ付近に迫撃弾2発が着弾した。死傷者など被害はなかった。現場は陸自宿営地から約7キロ離れており、防衛庁によると、派遣部隊に被害は出ていない。
サマワでは今月に入り、迫撃弾事件や銃撃戦が相次いでおり、陸自の第2次派遣部隊(北部方面隊)から第3次派遣部隊(東北方面隊)への交代を前に治安が急速に悪化している。
オランダ軍関係者やイラク警察によると、3回の爆発音とともに砲弾はオランダ軍宿営地の南約1.5キロの所に着弾。同軍は照明弾を打ち上げ着弾地点を確認するとともに、対迫撃砲レーダーで発射地点の確認に当たった。同キャンプ北東の方角から発射されたという。
一方、イラク警察によると、爆発が起こる約1時間前に、サマワ市街で対戦ロケット弾RPG7などを持った武装グループと警察との間で銃撃戦があった。警官が反撃したため、武装グループは逃走したという。警察官に死傷者は出ていない。
(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000022-jij-int