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リビア、ベルリン爆破テロ犠牲者への補償金支払い合意
86年に西ベルリン(当時)で200人以上の死傷者を出したディスコ爆破事件について、首謀者とされたリビア政府は10日、米国人を除く約160人のドイツの被害者に計3500万ドル(約39億円)の補償金を支払うことで合意した。アブドゥルアティ駐独リビア大使が明らかにした。北アフリカの産油国リビアと欧州連合(EU)間の最大の障害だった補償問題の解決を独政府も歓迎、リビアの国際社会復帰が一段と進みそうだ。
同大使によると、リビアの最高指導者カダフィ大佐の息子が代表を務めるカダフィ国際慈善基金が、ドイツの被害者団体と数カ月に及ぶ交渉の末に合意にこぎつけた。
独政府報道官は同日、対リビア関係強化につながると声明を発表。駐独リビア大使はシュレーダー独首相のリビア訪問の可能性を示唆した。
事件は86年4月に米兵が多いディスコで起き、米兵2人を含む3人が死亡、200人以上が負傷した。ドイツの裁判所はリビア情報機関の関与を認定したが、リビア政府は公式には責任を認めていない。一方で被害者との補償交渉を進め、米兵の遺族との交渉も続いている。
リビアはすでに、88年の米パンナム機爆破事件や89年のUTAフランス航空機爆破事件で遺族側と補償金の支払いに合意。カダフィ大佐が4月にEU本部があるブリュッセルを訪問し、欧州との関係緊密化への意欲を示していた。 (08/11 10:26)
http://www.asahi.com/international/update/0811/001.html