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イラク拘束から解放までを詳述 高遠さんが著書出版
2004/08/10 03:00
四月にイラクで武装勢力の人質となった千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)が、九日間にわたる拘束中の出来事などを振り返る著書「戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない」(講談社、千五百七十五円)を出版、全国の書店で十日、発売される。
高遠さんは著書の中で武装集団に脅され、死と直面した恐怖や、解放までの不安な日々を詳述。解放後は「自己責任」批判などに傷つき「遺体となって帰ってくることを望まれていたのだろうか」と煩もんし、涙にくれ、悪夢に悩まされる日々が続いたとつづっている。
その後、全国から届いた励ましの手紙やイラクの友人からの電子メールに勇気づけられ「『生かされた命』と真剣に向き合うしかない」と思えるようになったと述懐する。
著書の後半には高遠さんが昨年五月以来のイラク滞在中に自身のホームページで紹介してきた現地実情や戦火に苦しむ民衆の声を掲載している。
執筆中、記憶をたどりながらどうきが激しくなったり、吐いたりすることもあったという高遠さんは「事件のことを詳細に伝えないと、イラクの現状は分かってもらえないと思った。命の大切さを考えてもらえれば」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040810&j=0025&k=200408100796