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【シンガポール=藤本欣也】マレーシアのアブドラ首相が「脱マハティール」路線を加速させている。三月の総選挙での圧勝を背にこれまで険悪だった米国、オーストラリアとの関係改善に乗り出したほか、マハティール前首相の肝いりで実現した事業を凍結したり、前首相に近い実業家を汚職で摘発したりと大なたを振るっている。これに対し、前首相が「新しい指導者は、前の指導者の政策に基づいて統治すべきものだ」と批判する異例の展開となっている。
「私たちは分裂している。やらなければならない多くのことは放置されたままだ。このままでは神の前に立てない」
三日、首都クアラルンプールで開かれたキリスト教世界評議会であいさつしたアブドラ首相は、宗教間の不和を嘆き、流れる涙をハンカチでぬぐった。
イスラム教指導者の家庭に育った首相の敬虔(けいけん)な態度は、イスラム国家マレーシアの国民から「ラーおじさん」と親しまれる。そのソフトイメージは強烈なカリスマで二十二年間にわたり国家を導いたマハティール前首相とは対照的でもあり、昨年十月に前首相から政権を引き継いだ当初は、ひ弱さを指摘されることも多かった。だが最近になって次々と新機軸を打ち出し指導力を発揮する場面が増えている。
外交面では、反イラク戦争の急先鋒(せんぽう)だった前政権下で冷え込んでいた対米、対豪関係の改善に乗り出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040807-00000011-san-int
http://blog.melma.com/00112192/20040807233945