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イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2004年 8月5日 木曜日
[飛耳長目録]
☆米軍の替わりに戦うのは恥ずべきこと
インター・プレス・サービス 8月4日
・「地獄のようだった」 イラク人女性弁護士が虐待で証言
・イラク: 武装勢力2グループが合計6人の人質を解放
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☆★IRAQ: Arab Troops Would Be Unwelcome
イラク: アラブの軍隊は歓迎されない
IPS=インター・プレス・サービス by Dahr Jamail
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http://www.ipsnews.net/interna.asp?idnews=24934
バグダッド、8月4日発 IPS
イラク首相に指名されたイヤド・アラウィは、他のイスラム諸国に
軍隊を派遣させる動きを見せて、猛烈な反対に直面している。
アラウィの動きは、ますます不安定なイラクを揺るがす自爆攻撃
のラッシュを招いた。彼は先週、サウジアラビアのジッダでパウエル
米国務長官と会談したあと、アラブ諸国に軍隊のイラク派遣を呼び
かけたのだった。
彼は言った−−「アラブおよびイスラム諸国の参加は重要だ。そ
れはイラクを助けるだけでなく(イラクは困難を克服することが可能
になる)、この地域が域内諸国の安定を脅かしている勢力に対抗
し、決定的な地位と決定的な役割を得るうえでも重要である」と。
アラウィは記者団に、イラクに軍隊の派遣を考慮しているアラブ諸
国は今起こっている誘拐事件によって妨害されてはならないと語っ
た。だが彼の発言は政策と認識を変えさせるに至らなかった。
エジプトはその考えを拒絶した。エジプト外相はムバラク首相と会
談したあと、エジプトは、「いかなる条件でも軍隊を派遣しない」つも
りだと述べた。
イラクの不安定と暴力は国境の全域に広がるだろうという事実に
アラブ諸国は強い関心を持っており、大部分の指導者は再度、ア
ラウィの軍隊派遣の要請を拒否した。
リビアの指導者カダフィ大佐は、アラブおよびイスラム諸国にむけ
て、再度、イラクに軍隊を送らないよう主張した。アラブおよびイスラ
ム諸国の数人の指導者は、彼らが国連の傘のもとでのみイラクに
入ることを提示した。
アラブの各国政府は自国内でされされている局面は、イラクでの
レジスタンス運動をアメリカが後押しするアラウィ政府に対抗する
自由の戦いだとみなす認識がますます強まっているというものだ。
アラブ連盟のスポークスマンであるホッサム・ザキ氏は、最近チュ
ニジアで開かれた同連盟の閣僚会議での議論について、サウジの
提案には何らの合意もなされなかった、と述べた。
サウジは自国の軍隊を提供しなかった。イラクと国境を接してない
アラブおよびイスラム諸国の軍隊は、イラクで合同軍を補強しても、
米軍にとって替わるものではないと期待する、と彼らは述べた。提
案された計画では、これらの軍隊はアメリカの統制のもとに入ること
になるだろう。
パウエルは「これは予備的な構想である」とし、誰がアラブの軍隊
を指揮するか問題は残っていると認めた。だが、アメリカ合衆国が
自国の軍隊を撤退させる前に、イラクにおける多国籍軍の指揮権を
放棄するとは、とうてい考えられない。侵略とその後の占領の期間
に、少なくとも913人のアメリカ兵がイラクで死亡した。
パキスタン、イエメン、バーレーン、アルジェリア、チュニジアは、イ
ラクが安定を取り戻すのに協力したいと表明した数少ない国だ。
その各国は警告を受けている。アルジャジーラは、2人のパキスタ
ン人が<イスラム軍>を名乗るグループによって誘拐され、殺害さ
れた、と報道した。彼らはクウェートの企業に雇われていた。
<イスラムの統一>と名乗るグループのウェブサイトに掲示され
たメッセージは、アラブおよびイスラム諸国がイラクに軍隊を派遣す
るのに反対して警告している。 「シオニストに協力する裏切り者す
べてに鉄拳を振り下ろす」と予告された。<死のグループ>は4人
のヨルダン人労働者を誘拐し、ドバイのテレビ局にイラクで儲けるヨ
ルダン人が標的になるだろうと告げた。
シーア派教徒であるイラク人コンピューター技師サラム・タリブは、
「アラブからの軍隊はサッカーのゴールキーパーのようなものさ」と
指摘した。「米軍の身代わりに、彼らが激しい攻撃にさらされるだろ
う。イラク人は外国の軍隊を決して受け入れない」と。
多くのイラク人がアラブおよびイスラム諸国からの軍隊派遣に反
対している。彼らはアメリカ占領者の協力者と見られている。
バグダッド出身のスンニ派の女性は、「あまりに遅すぎて、役に立
たないでしょうね」と話した。「アメリカ人の命令だと思われるでしょう
から、イラクにもっと暴力と厄介(やっかい)ごとを持ち込むことにな
るわ。もし彼ら(アラブ諸国)が軍隊を派遣するなら、みずから死地
に赴くようなものよ」。
多くのスンニ派イラク人が同様の見方をしている。「なぜアラブの
各国政府は、自国民の願望に反してまで、イラクに軍隊を送るの
か?」と、引退した元イラク軍将校アブ・タラットは疑問を示した。
「アラブ人とイスラム教徒を派遣して、米軍の替わりに戦うなんて、
恥ずかしいことだ。もし彼らのなかに死者が出ても、アメリカ人にとっ
ては大したことじゃない。思うに、これはアラブの団結を分裂させよう
とするイスラエルの陰謀だろう。アメリカ人には自分の鼻よりも遠くを
見てもらいたい」。
スンニ派もシーア派も、あるいはクルド人もイラク人も、たとえ中東
諸国からの軍隊であったとしても、自分たちの国にこれ以上の外国
軍が送り込まれることには反対しているようだ。
バグダッドで貿易にたずさわるクルド人のフセイン・イスマイルは、
「どうしてイラクにこれ以上、外国の兵隊を送り込むことができるん
だね?」と聞き返した。「アメリカ人に問題を解決できないのに、どう
して、それより小さい国の兵隊に仕事ができるのかい?」。
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●「地獄のようだった」 イラク人女性弁護士が虐待で証言
朝日新聞 8月5日
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http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200408040429.html
駐留米軍によるイラク人収容者への虐待が明るみに出たバグダ
ッドのアブグレイブ刑務所に一時期拘束されたイラク人女性弁護士
ハナー・ファッターフさん(51)がこのほど、バグダッド市内の自宅で
朝日新聞記者の取材に応じた。当時同刑務所では連日、虐待が行
われており、「地獄のようだった」とその模様を詳細に証言した。 ・・
・・ 最もひどかったのは犬による虐待だ。「収容者を立たせて犬を
けしかける。犬は跳び上がって収容者の足や手にかみ付いた。犬
が来るとみんな息を殺し、かみ付かれた収容者の悲鳴が響き渡っ
た」という。 ・・・ ハナーさんはその後、別の刑務所に移され、1月
22日に釈放された。米軍は容疑をぬれぎぬと判断したとみられる。
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●トルコのトラック団体、米軍物資輸送停止 運転手拉致で
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朝日新聞 8月3日
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200408020330.html
イラクで外国人のトラック運転手の拉致事件が頻発していることを
受け、トルコのトラック業界団体「国際輸送協会」は2日、イラクの米
軍施設への物資輸送を停止すると発表した。 AP通信などが伝え
た。同協会によると、トルコのトラック約2000台が毎日、イラクに物
資を運んでおり、このうち200〜300台が米軍に燃料などを届けて
いるという。 ・・・
●イラク: 武装勢力2グループが合計6人の人質を解放
毎日新聞 2004年8月4日 18時41分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040805k0000m030021000c.html
バグダッド: カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は4日、イラ
クで武装集団に拉致されていた2人のトルコ人運転手が解放された
と報じた。2人の勤務していた企業が武装集団側の要求に従い、イ
ラクでの業務を中止することに応じたためという。・・・ 一方、AP通
信によると、イラクで別の武装集団に拉致された4人のヨルダン人
運転手が3日夜、解放された。 4人の拉致は、アラブ首長国連邦
(UAE)の「ドバイテレビ」が7月29日に報じた。武装集団は4人が
勤務する運送会社が米軍の業務を請負っていることを非難し、請負
をやめなければ「しかるべき手段を講じる」と、4人に危害を加えるこ
とをほのめかしていた。
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