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http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt57/20040827AS2M2700C27082004.html
(8/27)
サドル師停戦合意、選挙視野にひとまず譲歩
【バーレーン=岐部秀光】イスラム教シーア派の強硬派指導者ムクタダ・サドル師が26日、同派最高権威のシスタニ師の示した調停案に合意した。米軍の攻撃に屈するのではなく、シスタニ師との「交渉」を通じて譲歩を示したことで、メンツを保ったまま事態を収拾した。サドル師は来年1月に実施予定の国民議会選挙を視野に民衆の支持をさらに広げる計算だ。
サドル師が印象づけようとしているのは「戦う聖職者」のイメージだ。暫定政府に参加するシーア派の多くが、フセイン政権時代を国外に亡命して過ごしたのに対し、サドル師の一族は国内にとどまり、フセイン政権と対立してきた。高名な聖職者だったおじや父親はフセイン政権下でともに暗殺されている。
戦争終結後、米国がアハマド・チャラビ氏に代表される元亡命者を重用したことが「国内派」の不満を買った。首都バグダッドの貧困街サドル・シティなどで絶大な支持があるにもかかわらず、戦後の暫定的な統治機関「統治評議会」のメンバーに選ばれなかったサドル師は過激な反米主張をますます先鋭化させ、支持を広げていった。