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(回答先: 扶桑社の歴史教科書採択 中高一貫校に東京都教委 (共同) 投稿者 彗星 日時 2004 年 8 月 26 日 12:17:03)
東京都が「つくる会」歴史教科書を採択(読売新聞)+(京都)+(産経)
http://newsflash.nifty.com/search?func=2&article_id=tk__yomiuri_20040826i504&csvname=173523562
東京都教育委員会は26日午前、台東区に来春開校する都立中高一貫校で使う教科書として、「新しい歴史教科書をつくる会」(八木秀次会長)のメンバーらが執筆した扶桑社の歴史教科書を採択した。
公立の普通校での採択は、愛媛県の中高一貫校(計3校)に次いで全国で2例目。
つくる会の歴史教科書が採択されたのは、都立「白鴎高校・白鴎高校付属中学校」。同校は都教委が設置を進める中高一貫校の第1号。来年度入学する1年生160人(予定募集定員)が使うことになる。
つくる会の教科書は中学生向けの歴史と公民の計2冊。公立校では、2001年に都立養護学校と愛媛県立養護・ろう学校で採択された後、翌年、同県の中高一貫校でも採択された。圧倒的多数を占める区市町村立の中学では採用されていないが、同会によると、私立では全国で8校が採用しているという。
一方、「つくる会の教科書阻止東京ネット」(市民団体など76団体)は、これまでに約2万8000人の反対署名を集め、都教委に提出している。
採択の度に波紋を呼ぶ「つくる会」の歴史教科書。この日も都教委の定例会が開かれた都庁の会場は、20席の傍聴席のほとんどが反対派のメンバーで埋まったが、大きな混乱はなく、採択は淡々と進んだ。
6人の教育委員は、都立白鴎高校付属中で使用する歴史教科書について、紙に記入して投票。5人がつくる会の教科書に投票したことが事務局側から明らかにされた後、協議に入った。委員からは、神話の記述について若干の意見が出たが、ほどなく委員長が採択を宣言。傍聴席は、結論を予想していたのか静まりかえったままだった。
この日、反対派のメンバーは早朝から約30人が都庁舎前に集まり、つくる会の教科書採択に抗議する声明文を配った。
◆採択の度に抗議と波紋◆
採択時には大きな議論を巻き起こす「つくる会」の歴史教科書だが、すでに使用している学校現場で目立った混乱は生じていない。
中高一貫の愛媛県立松山西中は昨年から、つくる会の歴史教科書を使い始めた。学校側は「副教材も使い、多角的に歴史を見るようにしている。第2次世界大戦の部分は(教師が)他の教科書も参考にするなど、気をつかっている」とし、「生徒、保護者、教師からの苦情はない」。ただ、「他の教科書に比べ、人物名などの分量が多く、授業で十分扱いきれない面もある」とも指摘した。
同県立の今治東、宇和島南の2校も「苦情や混乱はない」としている。
私立の岡山理大付属中(岡山市)の鈴木誠喜教頭は「教師はどの教科書を使っても、それをどう料理するかが大事」と強調し、つくる会の教科書が大東亜戦争という表現を使っていることについて、「その呼び名を使う人と反対する人がいる。平面的な歴史教育ではなく、生徒にいろいろなことを考えさせることができる」と評価する。
つくる会の教科書への注文として各校が指摘したのは、「図が少ない」「物語風で面白いが、中学生には難しい」などだった。
[読売新聞:2004年08月26日12時29分]
扶桑社の歴史教科書採択 中高一貫校に東京都教委【京都】
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004082600107&genre=F1&area=Z10
来年4月に開校する東京都立初の中高一貫教育校、白☆高校付属中学校(台東区)で使う歴史教科書について、都教育委員会(委員長・清水司東京家政大理事長)は26日、「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書(扶桑社発行)を採択した。
扶桑社版は「戦争賛美」「国粋主義的」との指摘があり、中国や韓国が「歴史を歪曲(わいきょく)している」と反発、外交問題になった。本年度、使用している公立校は都立養護学校2校、愛媛県立ろう・養護学校5校、中高一貫教育の愛媛県立中学3校の計10校。
都教育委員は、清水委員長と元文部事務次官の国分正明氏、元丸紅会長の鳥海巌氏、将棋棋士の米長邦雄氏、脚本家の内館牧子氏、横山洋吉教育長の6人。内館氏以外は2001年8月、一部の都立養護学校用に扶桑社の歴史と公民の教科書を採択した際と同じ。
この日の定例委員会では投票の結果、6人のうち5人が扶桑社版を支持。その後の協議で、扶桑社版を採択することで一致した。
(注)☆は鴎のメが品(共同通信)
扶桑社の歴史教科書採択 中高一貫校に東京都教委【産経】
http://www.sankei.co.jp/news/040826/sha053.htm
http://www.sankei.co.jp/news/040826/sha053-1.jpg
中高一貫校の教科書採用について協議する都教育委員会の定例委員会=26日午前、東京都庁
来年4月に開校する東京都立初の中高一貫教育校、白鴎高校付属中学校(台東区)で使う歴史教科書について、都教育委員会(委員長・清水司東京家政大理事長)は26日、「新しい歴史教科書をつくる会」主導の教科書(扶桑社発行)を採択した。投票の際は教育委員6人のうち5人が支持、採択に異論は出なかった。
本年度、使用している公立校は都立養護学校2校、愛媛県立ろう・養護学校5校、中高一貫教育の愛媛県立中学3校の計10校。
都教育委員は、清水委員長と元文部事務次官の国分正明氏、元丸紅会長の鳥海巌氏、将棋棋士の米長邦雄氏、脚本家の内館牧子氏、横山洋吉教育長の6人。内館氏以外は2001年8月、一部の都立養護学校用に扶桑社の歴史と公民の教科書を採択した際と同じ。
この日の定例委員会では、投票結果を受けて委員が協議。内館氏は「記紀神話の記述で女の子が恥ずかしがるかもしれない描写がある」などと述べた。米長氏は「3年前、この教科書が一番良いという見解を出している」と強調。国分氏は採決の際、「戦争に導くような教科書ではない」と語った。
都立白鴎高・付属中は「日本人のアイデンティティー育成」を教育の柱の一つに掲げ、中学で三味線や和太鼓を取り入れた「邦楽」、高校では「日本文化概論」の授業も実施する。
(08/26 12:03)