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ホワイトハウスの国土安全保障担当補佐官、フランシス・タウンセンドは、8月3日火曜日、おそらくテロの準備と見られる入手データは、2001年9月11日以前にさかのぼるものだと言明した。「この情報は2000年と2001年に集められたもので、うちいくつかは、2001年と同様、最近更新されたと思われる」と彼女は米PBSテレビ網で述べた。
(後略)
http://permanent.nouvelobs.com/etranger/20040802.OBS3839.html
◆ 「最近更新された」というのは本当だろうか。そもそもこの情報そのものが本当だろうか。この発言は、9,11がアルカイダの仕業であることを改めて印象付けようとしながら、同時に、警戒水準をオレンジ色に引き上げた今回の措置の正当化をも試みている。詐術的、知能犯的な説明だ。
◆ 彼女は「(建物の設計図やガードマンの配置図などは)テロの計画書ではなく、その基になるデータだ」と述べているが、そんな誰でも調査すれば作れるような、しかも9,11以前の基礎的データが見つかったからといって、今になって金融街の交通を規制し、通行人をチェックし、ワシントン、ニュージャージー間のトンネルを遮断し、ビルの玄関前を多数の機関銃を構えた武装警官で見張らせるとは、漫画以外の何物でもない。しかもこれを大統領選のある11月まで続けるというのだ。ブッシュの政治的な思惑であることは明らかだ。