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ラルフ・ネーダー「ブッシュはイスラエルのマリオネット」(レッ・ボルテールより)
スペイン語版レッ・ボルテール(フランス語ではレッソー・ヴォルテール)の7月20日付の記事からです。(全訳)
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『米大統領選挙:ネーダー候補、親イスラエルロビーに立ち向かう』
再び自分の信念を明確にしながら、次期大統領の独立候補ラルフ・ネーダーは米国大統領選挙の議論に電気ショックを与えた。ネーダーは実に、大統領(ブッシュ)と議会のメンバーはイスラエルの軍事政策担当者のマリオネットである、と言い切ったのである。彼によると、「親イスラエルロビー」の資金と発言は、それはツァーハル(イスラエル軍の名称)に与えられる援助に応じて出されるものだが、選挙の開票の瞬間に勝敗の天秤を傾けるのに決定的になりうる。この結果、最近の4代の大統領は、したがって議会もだが、これらの圧力団体の願望に従うのではなくて独立した判断を下さねばならない、ということを忘れてきた。これによって、イスラエルとパレスチナの平和主義者の運動に耳を傾けることを拒否しながらである。結論的に言うと、最も注目すべきことは、保守的有権者たちの一部からのこの非典型的で独立したラルフ・ネーダー大統領候補への援助が増え続けていることである。彼自身が語っているように、大きな動機は小さな意見の違いを乗り越えるものである。
http://www.redvoltaire.net/article1479.html
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このレッ・ボルテールは恐らく中南米に編集部がおかれていると思われます(スペイン語版では中南米関係の記事が多数を占めますので)。時にはフランス語版レッソー・ヴォルテールのスペイン語訳も載せていますが、ただこの記事には「フランス語版から翻訳」という注釈が無いので、スペイン語版の編集局のものでしょう。
ラルフ・ネーダーが大統領に選ばれることはまかり間違っても無いでしょうが、ブッシュ、ケリーのどちらの陣営の票をどれだけ食うか、ということで、ある意味でキャスティング・ボードを握っているのかもしれません。この記事には具体的なデータは書かれていませんが、米国がイスラエルの「属国」状態になっていることに薄々気付いてきた保守票がかなりの部分ネーダーに流れるとすると、ブッシュにとっては相当に気がかりな存在になるかもしれません。米国の大統領選挙など「アメリカ民主主義」のお祭りに過ぎませんが、その中でどのような意識の表出が生まれてくるのか、これには注目しておいた方が良いかも知れません。
ただネーダーが、どこまで本気でアメリカを引きずりまわすイスラエルの姿を暴くつもりかは分かりません。恐らく彼自身「アウシュビッツ」「ホロコースト」なんぞを信奉しているでしょうから、どうせ腰の引けたイスラエル批判にしかならない可能性が高いとは思いますが。
もし上記の件に関する具体的なデータを載せている情報をご存知の方がおられればご紹介ください。