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連邦地裁、デモ規制「行き過ぎ」…共和党大会に影響か
【ニューヨーク=河野博子】イラク戦争前の昨年2月、ニューヨークで10万人以上が反戦デモを行った際、市警の厳しいデモ規制措置に「行き過ぎ」があったとして、デモ参加者と市民団体が同様の規制の差し止めを求めた訴訟で、ニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁は19日、原告の主張をほぼ認め、市と市警に対し、鉄柵(てっさく)でのデモ参加者封じ込めなどの規制方法を取らないよう命じた。
8月30―9月2日に当地で開かれる共和党大会には、約100万人が押し寄せ、デモや集会を行うとされる。市側は、行き過ぎを避けつつ効果的な警備に知恵を絞らねばならなくなった。
昨年2月のデモ行進では、参加者は、行進ルート上に数メートル間隔で設けられた鉄柵の中に閉じこめられ、「行進」にならなかった。周囲では警察官が出入りをチェックし、多くの人々が鉄柵にも近づけなかった。
19日の判決は、こうしたやり方を不適切としたほか、一斉荷物検査も「よほどの理由がなければ行えない」とした。
共和党大会での警備について、ニューヨーク市は「(判決は)何ら影響しない」としている。市民団体は、「これで警察の厳しすぎる規制を恐れず、合法的なデモ行進に参加できる」(市民自由連合)と判決を歓迎している。
(2004/7/20/10:36 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040720i202.htm