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(回答先: 高遠さん、俺も教えてほしい。 投稿者 ジミヘン 日時 2004 年 7 月 18 日 10:22:00)
7/22・なかのZERO イラク市民と語る〜私たちにできること〜のチラシより
私は、4月にイラクで拘束され、9日目に解放された高遠菜穂子です。無事に帰国
し3ヶ月が経とうとする今も、皆様にご心配をおかけしたままでいますことをお許し
いただきたく思っています。先日の韓国人の金鮮一さんの殺害のニュースを受けた時、
少しずつ前向きになっていた心を奈落の底に突き落とされたような気がいたしました。
「私が殺されていたかもしれない」という恐怖と、「生き残ってしまった」という思
いでいっぱいになりました。しかし、それは同時に、私がなぜ「生かされた」のかを
真剣に問い直すことにもなりました。金さんやその他にも人質となって殺された方々、
空爆や戦闘で亡くなっていく兵士と巻き添えになって死んでいくイラクの民間人、そ
して世界中で理不尽に散っていくたくさんの命に思いを馳せ、私にできることを再び
全身全霊でやっていこうと決意しました。今回、イラクから友人のスレイマン氏が来
日します。彼とは昨年の6月にバグダッドで知り合いました。ストリートチルドレン
の件では、色々とお手伝いしていただき、子供達の就職先の斡旋もしてくれました。
また、私が拘束された直後にバグダッドやファルージャでビラを配って解放を訴えて
くれた命の恩人でもあります。22日は、彼にイラク人の本音を語っていただきたいと
思っています。また、この1年を半年ずつイラクと日本で暮らして感じたこと、さら
に事件後3ヶ月経った今、これからイラクとどう向き合っていくかなどを皆様にお伝
えしたいと思っています。「真実を知る」ことは、おそらく怒りを抱えることになる
かもしれません。しかし、怒りは怒りを呼ぶだけで泥沼化させるだけだということは、
どこを見ても明白です。私は、私たち日本人ができること、それをイラク人との対話
の中で皆様と一緒に見つけたいと切に願います。
○ イフサン・アリ・スレイマン
イラク北部クルド出身 1957年1月22日生まれ
電気技師。現在、建設会社を経営。昨年夏頃から日本のNGOのガイドとしてイラク各
地を案内する。ストリートチルドレンの就職の世話など高遠さんの活動の援助。5月
にはファルージャ、サドルシティの病院へ抗生物質を運ぶ。「人質」事件の時は高遠
さんの活動を書いた1万枚のビラを作りファルージャで配るなど高遠さんらの救出の
ため尽力。イラク人自身によるイラクの再建を目指す。ストリートチルドレンセンター
を設立すべくバグダッドで活動中。