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ヘルツルは彼の目的を隠そうとはしない。植民地計画として売り込んだ。
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/808.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 7 月 19 日 09:17:19:CjMHiEP28ibKM
 

(回答先: 「ハーグには判事たちがいる」「隔離壁に対するICJ勧告前後に書かれた文章」(ナブルス通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 19 日 05:29:53)

http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-6.html
『偽イスラエル政治神話』
(その6)著者はしがき2.
総説[以下は初版と同じ]
[中略]
開けっ広げなテオドール・ヘルツルは、彼の目的を隠そうとはしない。第一段階として“地図上の国家”を、イギリスまたはすべての他の列強の保護の下に実現し、きたるべきユダヤ人国家の建設に備える。
 そのために彼は、この分野の作戦の教師、セシル・ローズ[訳注]に協力を訴えた。植民地商売の先輩、ローズは、彼の地図上の国家を南アフリカから切り取るに当たって、その部分に自分の名前を付けた。それがローデシアである。
[訳注]:セシル・ローズ(一八五三〜一九〇二)。イギリス生れ。南アフリカの金鉱山支配の経済力を背景に一八九〇年、当時のイギリス領ケープ植民地首相となり、イギリス政府特許会社、イギリス南アフリカ会社によりローデシア(現ザンビア、ジンバブウェ)へと侵略を拡大。一八九五年にはトランスヴァール侵略計画に失敗し、責任を問われて翌年、首相を辞したが、以後もアフリカ支配の黒幕を演じ続けた。
 テオドール・ヘルツルは一九〇二年一月一一日、ローズ宛てに、つぎのように書いている。
《お願いです。私の計画を吟味して、それに賛成するという主旨の手紙を下さい。ローズさん、貴方は、なぜ私が貴方に訴えるのかを不思議に思われるでしょうが、それは私の計画が植民地計画だからなのです》(『日記』)
 政治的で、国家主義的で、植民地主義的な教義、これらが、一八九七年秋のバーゼル会議で採択された政治的シオニズムを定義する三つの特徴である。天才的でマキャヴェリ的な創設者としてのテオドール・ヘルツルは、この会議の終了に当たり、十分な根拠を持って、《私はユダヤ人国家を創設した》(前出『回想録』)と語ることができた。
 半世紀を経て、第二次世界大戦の直後、実際に彼の弟子たちが彼の政策を忠実に実行し、彼の方法と彼の政策の路線に従って、イスラエル国家を創建した。
 しかし、この国家主義的かつ植民地主義的な政治的計画は、いかなる意味でもユダヤ人の信仰や精神の延長線上にはなかった。

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