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(回答先: Re:最後まで読んじゃったじゃん 投稿者 ジミヘン 日時 2004 年 7 月 19 日 00:17:40)
冒頭に『コロンバインのエリック・ハリスとディロン・クリボルトが追い詰められて
いった場所はどこなのだろう。彼らの「居場所」のなさを指摘するマンソンの説明が、
広く受け入れられてしまう、その背景には何があるのだろうか。』とありますが、
マイケル・ム−アの『ボーリング・フォー・コロンバイン』の映画の中のマリリン・
マンソンのインタビューの場面を紹介しておきます。
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マンソン ガキの頃、音楽は逃げ道だった。音楽だけは人に意見しないもんな。どん
な格好してても、レコードは怒鳴って責めたりしない。むしろ励ましてくれる。
何故俺を責めるのかはわかるよ。テレビで標的にするのが簡単だからだ。
ある意味俺が恐怖を撒き散らしていると思っている。皆が恐れるものを象徴してるん
だ。言いたいこともズバズバ言うしな。
あの悲惨な事件には副産物が二つあった。娯楽における暴力と銃規制の問題だ。タ
イミングとしてはばっちりだよ。両方とも次の大統領選の争点だったし、モニカ・ル
インスキーの件も皆の記憶から消えた。大統領が他所の国を爆撃していることもね。
そりゃ俺は悪者さ。ロックを歌ってんだからな。だけど影響力はどっちがでかい?大
統領か俺か。癪だけど大統領だ。
ムーア コロンバインの事件があったあの日、アメリカがコソボで最大規模の爆撃を
行ったことは知ってるかい?
マンソン ああ知ってるよ。すごい皮肉だよな。誰も大統領のせいで、あの暴力的な
事件が起きたとは言わない。そういう切り口じゃメディアが望む形で恐怖を生み出せ
ないからだ。人は毎日テレビを見て、ニュースを見て、恐怖を目一杯詰め込まれる。
洪水だ、エイズだ、殺人だ、パッとCMに切り替わって、車を買え、歯磨きを買え、
臭い息してちゃ人に嫌われる、ニキビ面してちゃ女はやらせてくれない…。言ってみ
れば恐怖と消費の一大キャンペーンだ。それをベースに全てが動いているんだと思う
ね。恐怖を与え続けて、物を買わせる。とどのつまりはそういう単純なことさ。
ムーア コロンバインの生徒たちや町の人たちがもし今ここにいたとしたら何て言う
?
マンソン 何も言わないね。黙って皆の話しを聞くね。誰一人それをやらなかった。
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