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自治政府、ガザに非常事態宣言…警察幹部ら拘束相次ぎ
【エルサレム=佐藤秀憲】現地からの報道によると、ガザ地区で16日、パレスチナ警察幹部やフランス人が、パレスチナ人武装組織に一時、相次いで拘束される事件が発生、パレスチナ自治政府の国家安全保障委員会(委員長・アラファト自治政府議長)はガザ地区に非常事態を宣言した。
また、治安悪化の責任を取り、パレスチナ治安警察のラシド・アブシュバク長官(ガザ地区担当)と情報機関トップのアミン・ヒンディ司令官(同)は同日、アラファト議長に辞表を提出した。
一時拘束されたのは、パレスチナ市民警察のガジ・ジャバリ長官(ガザ地区担当)と民間活動団体(NGO)に属するフランス人4人。
ジャバリ長官はガザ市で、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の「ジェニン殉教者旅団」を名乗る組織の襲撃を受け、拘束された。同旅団は長官の更迭を要求、自治政府が善処を約束したため、数時間後に長官を解放した。長官には公費流用などのうわさが絶えず、腐敗ぶりに住民の間からも批判が高まっていた。
また、ガザ地区南部のハンユニスでは、ファタハ系の「アブアリシュ旅団」を名乗る組織が、フランス人4人を拘束して、自治政府の改革を要求したが、後に解放した。
「ジェニン殉教者旅団」と「アブアリシュ旅団」はともに無名の組織で、二つの拘束事件の関連性などは不明だ。
(2004/7/17/11:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040717i102.htm