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太平洋に2隻目の空母配備へ 半島や中台にらみ米軍方針
米軍が、世界的な再編(トランスフォーメーション)の一環として、横須賀基地(神奈川県)を拠点とするキティホークに次ぐ、2隻目の空母を太平洋に配備する方針であることがわかった。母港はハワイかグアムに置くことが検討され、配備は数年後になる見通しだ。朝鮮半島や中台の緊張をにらんだ動きで、修理や補給をになう在日米軍基地の負担が増えそうだ。
米海軍の空母12隻のうち、キティホーク以外は米本土に母港がある。その1隻が太平洋へ移される。空母以外の護衛用のイージス艦や潜水艦なども配備される。キティホークは横須賀に残る。
グアムには広大な訓練空域があり、ハワイよりも空母艦載機の訓練には適している。しかし、乗員の住宅などの設備面ではハワイが優位だ。海軍関係者によると、配備まで少なくとも2〜3年かかるという。
キティホークは08年に退役する予定だが、後継艦が入り、その後も太平洋での2隻態勢を維持する方針だ。
米国防総省は01年9月、「4年ごとの戦略見直し(QDR)」で、「西太平洋で空母機動部隊のプレゼンスを増やす」と決めた。約1年後、部隊配備計画のガイドラインを作成し、「東アジア重視」を基本方針とした。
米国は6月、陸軍を中心として在韓米軍の3分の1に当たる1万2500人を削減する方針を示した。一方で、「アジアでは海空軍戦力を増強する」(ファイス国防次官)との方針を掲げている。韓国の陸軍削減を、空母機動部隊の増強などで補う考えとみられる。
空母は艦載機に精密誘導爆弾が搭載され、1日に数百キロ移動する機動力もある。米海軍は、地上攻撃力や制海権確保の中核と位置づけている。
空母が2隻態勢になることで、特に横須賀基地の機能が強化される可能性がある。グアムかハワイに配備される機動部隊の修理を横須賀で分担する可能性もある。
キティホークは01年のアフガニスタン攻撃や昨年のイラク戦争に出撃。代わって日本周辺海域には米西海岸から別の空母が配備された。
(04/07/16 15:12)
http://www.asahi.com/special/security/TKY200407160212.html