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米国:アテネ五輪で米国人の安全確保に一方的軍事介入も
【アテネ滝口隆司】アテネ五輪期間中に米国人に危険が及んだ場合、米軍が一方的に軍事介入する計画を持っていることが16日、明らかになった。ギリシャ政府は「五輪警備はギリシャの責任において行う」との立場を示しており、米軍の介入姿勢に困惑している。
地元紙カシメリニが米国防省の話として伝えたところによると、国防省高官は「NATO(北大西洋条約機構)軍とギリシャ政府の間で五輪警備の協力に合意しているが、多くの点で具体的な合意がなされていない」と説明。スポークスマンも「我々は世界中にいる米国人を守るために常に行動するだろう」と述べた。
ギリシャ南部のクレタ島には米軍基地があり、米軍は8月初旬からクレタ島でトレーニングする陸上や女子サッカーの米国選手団を警備する予定。アテネ西部にある空軍基地にも300人から500人のテロ対策用の部隊が配備されるという。
ギリシャ政府はNATO軍と五輪警備について協力関係を結んでいるが、今のところ、上空や沿岸での警備に限定される方向で、米軍がギリシャ政府との合意なく武力行使することになれば、国家主権を脅かすことにもなりかねない。ギリシャのブルガラキス公共秩序相は「ギリシャ当局の責任で警備することは明確であり、組織的に警備計画は進んでいる」と話している。
毎日新聞 2004年7月16日 18時37分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20040717k0000m030031000c.html