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(回答先: 核兵器の機密情報行方不明 米ロスアラモス研究所(共同、BBCの記事も付けておきます) 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 7 月 16 日 12:19:28)
その9.ロスアラモスの不正疑惑 PBS報道
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/aku17.htm
2003/8/28
60年前からアメリカの原爆製造の研究をしているニューメキシコのロスアラモス核研究所では、数十年前から窃盗文化が根付いている。
現在12000人の研究者がカルフォルニア大学の運営管理のもと核兵器の開発を行っている。
監視・警備の不祥事により、近年、監視団体の批判を浴びてきた。
記録・保管のお粗末さ。内部による窃盗事件の隠蔽。材料の管理の甘さなどが指摘されている。
そのひどさは旧ソ連や東ヨーロッパ諸国のものと変わらない。
ほとんどの従業員が当然のように施設の備品などを持ち帰っている。
研究所内部の窃盗事件を調査するためにロスアラモスに雇われた元アリゾナ州警察本部長のグレン・ホープ氏は証言する。
「私は2002/3に報告書を出しました。多くの窃盗事件がおきていることがわかったのです。窃盗文化も蔓延していました。一部職員が窃盗事件を隠蔽するために書類を偽造したこともわかりました。」
さらに「退職した科学者がコンピュータや備品も持って行くのです。持って行かれたコンピュータは300台くらいありました。あるケースでは磁石5トンと大きな貯水槽が紛失していました。別のケースではフォークリフトを持ち去ったものもありました。こういった備品が行方不明なんです。」
内部告発し研究所を解雇された人の話
「あの研究所は何があっても研究所だけは守ろう。評判だけは守ろうという文化があります。だから問題を指摘した人は降格、あるいは解雇されるんです」
この春、エネルギー省はカルフォルニア大学とは契約を更新しないことを発表している。
カルフォルニア大学との契約は2005年に切れ、その後は入札によって新しい契約先を選出する。
これでカルフォルニア大学に毎年落とされる21億ドルの管理量は失われた。
カルフォルニア大学ダービング上級副学長の話
「大学がこの仕事を請け負っているのは公共奉仕です。理由はひとつ、国民に最高の安全補償を提供したいからです。」「お金は関係ありません。大学は金銭的な利益も損失も無しという原則で研究してきたのです」
カリフォルニア大学は研究所長を解雇し、その後に元海軍副提督ジョージ・ナノスを所長に据えた。
ナノス「ただ座って謝罪する機はありません。事務的な不備があったのは確かです。犯罪者がいたのにそれがわかるのに5ヶ月もかかりました。事務的な制度が標準に達していなかったせいなのです。」
しかし、マスコミで告発された3万ドルのマスタングを研究所のクレジット買おうとした者がいるという件については「どの従業員もマスタングを購入しようとした証拠はありませんでした。」
さらに「紛失していたフォークリフトはアルバカーキで修理中でした。2トンの磁石は施設の在庫の中からみつかりました。1億2千万ドルの会計検査したところ、カードによる不正購入は3千ドルしかみつかりませんでした。すべての購入の22億ドルをすべて検査したところ、不正は14200ドルでした。」
担当者によると紛失は極わずかで民間企業よりずっと少ないと言っている。
しかし内部の人の証言だと「研究所の核物質は完全ではない」という。
市民団体の調査だと。研究所内部のプルトニウムなどの放射能物質の管理はズサンであるという
そして、ナノスは「原爆の材料になるプルトニウムを紛失した」と述べた。
しかし、その量は小ビン2個分の酸化プルトニウムだという。
とても敵が使えるようなレベルのものではないともいう。
しかもこれは事務的なミスで、プルトニウムは残滓扱いされ破棄されたとも述べている。
また大学側は警備も厳重で模擬訓練も怠らないというが、NGOの代表者は「その訓練は大失敗で訓練に紛れて材料を持ち出されている」と主張。
ブッシュ政権は、新しい契約をテキサス大学か、民間企業としたがっている。
そして、カルフォルニア大学は、「ロスアラモスの窃盗と不正を訴えたため解雇された」と裁判に訴えていたウォルツ氏に100万ドルの和解金を支払った。
オカシナことに、ここにはIAEAの核査察も入らず、国連制裁も無いようだ。