現在地 HOME > 掲示板 > 戦争57 > 672.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【ロシアはどこへ?】KGB“復活”、新組織をプーチン大統領が承認 【読売新聞】 投稿者 どん兵衛 日時 2004 年 7 月 14 日 23:15:39)
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのプーチン大統領は、出身母体の旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安局(FSB)を省に格上げし、権限を大幅拡大する大統領令に署名した。同国メディアが十四日、一斉に伝えた。ソ連崩壊後に解体されたKGBはFSBを中心とした強力な保安機関としての復活を目指し動き出した。
インタファクス通信によると、「連邦保安局の問題」と題した大統領令への署名は十一日に行われた。大統領令は「FSB長官と副長官をそれぞれ正副大臣の扱いとする」とし、FSBが事実上「省」に昇格したことを示し、FSBが立法、司法、行政の三権との関係において「大きな権限を持つ」と規定した。
ただ、権限拡大の中身については触れられてはおらず、具体的にはFSBが三カ月以内に検討を加え、大統領の認可を得ることになるという。
大統領令の存在は、十四日付露紙、ガゼータが「FSBの権限が強化される」とすっぱ抜いて初めて明らかになった。それでも「国家機密」として公表されていない。
しかし、プーチン政権はKGB解体で分割された対外情報局(SVR)や要人警護に当たる連邦警護局(FSO)、国境警備局(FPS)などの保安関係機関をFSBに統合させて、KGBに準ずる新たな「省」の創設をもくろんでいるというのが共通した見方だ。同紙は、「省」の名称がKGBの前身の「国家保安省」になると伝えた。
同省は、ソ連の独裁者スターリンの時代に、反体制派の抑圧を行ってきた内務人民委員部(NKVD)が第二次大戦後に再編されたもので、スターリンの死後さらに、KGBへと改名された。
そのKGBの復活という動きの背景には、犯罪や汚職、テロなどが一向に改善されない中、保安機関の強化を望む声が強いことが挙げられる。だが、「再びソ連に戻るのか」「怪物を作っても問題は解決しない」との意見やFSB以外の別の保安機関の抵抗もあり、「KGB復活」はすんなりとは行きそうにない。
[7月16日3時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000011-san-int