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311「起爆装置発見」の白いバンは発見当時は空っぽだった?!
今日は本当に面白いニュースが続きます。「密告屋」ゾウヒエルが「3.11テロの前にそのことを『密告』したのに警備当局に無視された」という内容の爆弾発言をしたのに続いて、本日の311調査委員会の証人喚問で、3.11当日の昼前に「起爆装置とコーランを吹き込んだテープが発見された」といわれる盗難車の白いバンは、発見当時は何も積んでいなかった可能性が出てきました。
長文の記事を訳す時間がありませんので2つの新聞の報道を合わせた要旨のみを書いておきます。
スペイン国会3.11調査委員会で、マドリッド近郊のアルカラー・デ・エラネスで発見された盗難車のバンを、3月11日当日の昼過ぎに捜査した警察犬係は、警察犬を使って車を調べた時に犬は爆発物の臭いを全く感じなかった、という証言をしました。またこのバンは午後にはマドリッドの国家警察の本部に持っていかれたのですが、その前にバンに入った唯一の警官であるマドリッド地方警察のルイス・マルチン・ゴメスは、バンの中には何も怪しいものは無かった、と証言しました。
これまでこのバンは事件で使われた大量の爆薬(ダイナマイト)と起爆装置の残り(なぜそれを運ぶ必要があったのか、は不明)を運んだ、とされており、CNI(国家中央情報局)職員の調査委員会での証言では「使い残しの起爆装置とテープが目の前にあった」となっていますが、これらのマドリッド地方警察署員らの証言は、このCNI職員の証言とは真っ向から食い違っています。
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以下、『 』の中は見出しの日本語訳
『アルカラーのバンを調べた警察犬係は、怪しいものは発見できなかった、と証言』(7月14日エル・ムンド)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/07/14/espana/1089781975.html
『バンを調べた警察犬係は、犬は何も怪しいものを見つけなかった、と言う』(7月14日ABC)
http://www.abc.es/abc/pg040714/actualidad/nacional/politica/200407/14/guia.asp
『アルカラーのバンに入った唯一の警官は、起爆装置を見なかった、と証言』(7月14日エル・ムンド)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/07/14/espana/1089798688.html
『バンに入った唯一の警官は、怪しいものは何も見なかった、と言ってCNIに反論』(7月14日ABC)
http://n3abc10.abc.es/abc/pg040714/actualidad/nacional/terrorismo/200407/14/cientifica.asp
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アルカラーの警察署長は7月5日に「午後5時になるまでバンの中に起爆装置があったとは知らされていなかった」と証言していますが、
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『門衛と警察の証言が食い違い』(7月6日付エル・ムンド)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/07/06/espana/1089114910.html
『311の最初の証人は委員会に矛盾したことを言った』(7月7日付エル・ペリオディコ)
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=131845&idseccio_PK=4&h=040707
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これらの証言が本当なら、これは大変です。この白いバンで爆薬を運んだことも嘘っぱち、起爆装置もコーランが吹き込まれたテープもすべて嘘っぱちで、アルカラーで発見されてマドリッド警察本部に運ばれた後から、誰かが起爆装置とテープを仕込んだ、ということになります。となると、犯人たちがマドリッド近郊チンチョン市の田園にある例の「証拠残しまくり」の家で「爆弾」のカバンを準備してこのバンで運んだ、という線自体がバラバラに崩れるわけです。
そもそもこのバンは「市民からの通報」で怪しい車があるということで、マドリッドの地方警察がやってきて発見されたものですが、その「市民」なる者が誰なのかは明らかにはされていません。
さらに、7月5日に「正午までにはバンから起爆装置とテープを警察が取り出していた」と証言した近所のビルの門衛ですが、事件を取り調べているデル・オルモ判事の前では、この証言にあった「起爆装置」に関しては確信を持っていなかったことが、デル・オルモ判事から調査委員会に出された唯一の資料で明らかにされました。
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『アルカラーの門衛、検事の前では起爆装置について確信を持っていなかった』(7月14日ABC)
http://www.abc.es/abc/pg040714/actualidad/nacional/terrorismo/200407/14/portero.asp
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判事の前であいまいだった門衛のオッサンが、調査委員会で自信を持って断言する、これもまた奇妙な話で、誰がオッサンに何を吹き込んだのかわかりませんが、いずれにせよ、根本的なところで矛盾が露呈してきましたね。
本日のもう一つの投稿
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http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/629.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 7 月 15 日 00:29:30:
「密告屋」ゾウヒエルは311を事前に知らせていた!!(エル・ムンドより)
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と併せて読んでみると、CNI、国家防衛隊そして国家警察の裏での動きが徐々に浮かび上がってくるようです。もちろん3.11を計画して実行させたとされる欧州の「アル・カイダの軍事指導者」アメル・アル・アズィズィ、および「3.11は私の計画だった」と盗聴電話で喋りまくった「エジプト人モハメド」ことラベイ・オスマン・セヤッド・アーメド(これも「アル・カイダ」)が絡んでいる以上、モサドとCIAの働きは見え見えでしょう。
なおこのアズィズィに関しては面白い話があります。エル・ムンド紙によると、スペイン国家警察は3.11の後アズィズィを見張って逮捕寸前までいったのですが、ところがそのとき、突然CNI(スペイン国家中央情報局)の人間が彼の部屋のドアをたたいたのです。それに気付いたアズィズィはあわてて髭を剃って窓からトンズラしてそのまま行方不明になった、というのです。そんなに短時間で長い髭が剃れるものかどうかも怪しいですが、もしこれが本当だとすると、CNIが意図的にアズィズィを逃がしたこともありうるわけです。
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『CNIの干渉で警察はアズィズィを取り逃がす』(4月28日付エル・ムンド)
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/04/28/espana/1083165161.html
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また「エジプト人モハメド」については、身柄がイタリアからスペインに引き渡されることが決まったようです。
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『ミラノの検察庁、「エジプト人モハメド」をスペインに引き渡すことを許可』(7月14日ABC)
http://www.abc.es/abc/pg040714/actualidad/nacional/terrorismo/200407/14/egipcio.asp
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また「アル・カイダ」とモサド、CIAなどとの関係については次の阿修羅投稿もご参照ください。
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http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/625.html
投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 7 月 15 日 00:04:52
イラン、ハメネイ師「イラク斬首、誘拐の背後にアメリカ、イスラエルあり」
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なお、デル・オルモ判事以下、3.11を捜査している大法院は非常にガードが固く、この門衛から聴取した際の資料のみが機密を解かれ、残りはすべて外部には出されていません。あのCNIの資料も、一部が委員会の秘密部会でのみ開かれているような状態ですが、とにかく秘密が多すぎて客観的な判断が非常にやりにくい状態です。
それにしても大変な1日でした。