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イラク再建の国際支援金集まらず
約束履行に躊躇する欧州・アラブ産油国
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/040712-213928.html
【ロサンゼルス11日宮城武文】米紙ロサンゼルス・タイムズがインターネット版で十一日夜報道したところによると、イラク再建のために米国以外の国が百三十億ドルの支援金を出すとの昨年末の国際的合意に対して、わずか十億ドルしか支援金が寄せられていないことが分かった。米政府および国際機関の高官が明らかにした。
支援金は国連と世界銀行が設けた基金に振り込まれることになっているが、十億jのうち約半分の四億九千万jは日本からの支援金だという。
国際支援金の集まりが悪いことに関して、イラク暫定政権は再建計画に支障をきたすとして憂慮している。先月末に米国からイラク暫定政権へ主権が移譲されたことで、米国主導のイラク再建に反発してきた欧州や近隣のアラブ産油国からの支援金供出が加速するものと期待していたが、そうした動きは今のところみられないという。
支援金に加えて、フセイン旧政権下で膨れ上がった千二百億jもの負債の軽減、棒引きに関しても、各国の合意と実施への動きが遅く、暫定政権関係者はイラク再建の足かせになっていると指摘している。
国際関係の専門家らによると、欧州その他の各国が支援金の供出と債権の放棄に乗り気でないのは、それを行えば米国主導のイラク侵攻と統治を認めてしまうことになるからで、大統領選挙を控えたこの時期に、ブッシュ大統領を結果的に支援することに嫌気をさしているからだとしている。
しかし、ブッシュ政権側は、昨年十月にマドリードでイラク再建についての国際会議が開かれたこと自体が大きな前進で、支援国会議が継続して開かれていることを評価している。
2004/7/12 21:39