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私は、毎日新聞より、現地で実際に取材するシバレイ氏に敬意を表し、シバレイ氏を信じる
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2004/07/14のBlog
サドル派サマワ支部
[ 03:29 ]
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644
昨日、サマワからバグダッドに帰ってきた。最近、どうも私のパソコンとイラクのインターネットの相性が悪いみたいで、更新に苦労する。
doblogのサーバーもしょっちゅうダウンするので、改善を求めているところだ。一般回線で見に来ている方々、すみません。サーバーの調子がいい時はすぐ見れるんですけど。
で、サマワでは、対米最強硬派のサドル派の事務所に行ってきた。以前、私の通訳がアポ取りのためにサマワのサドル派支部を訪れた時は、「自衛隊を送った日本人は全て我々の敵だ。さっさと帰れ。自衛隊員らもいつか殺してやるから覚悟しろ」とすごまれたのだが、今回は、バグダッドのサドル派支部を通しサマワの支部の代表にインタ
ビューすることに成功した。詳しい内容は、多分、またどこかの媒体に書くことになるだろうが、サドル派サマワ支部代表であるフセイン・ガジ・ガゾガニ師(33)の物腰は予想に反し柔らかで、彼は「日本から来る企業やNGO、医者や技術者など、本当にイラク復興のために来る民間人となら、良好な関係を作れると思う」とも語った。
サドル派の、特に同派民兵組織マハディ軍に参加している若者らの攻撃性から考えて、ガゾガニ師の言葉を100%真に受けるわけにいかないにしても、米軍のように、頭から「テロリスト」と決め付け対話を断つことは、結局、双方が血を流すことになるし、少なくとも市街地に強力な爆弾を落とすような米軍の横暴に対し、イラクの人々が抵抗する権利を否定できる筋合いは我々日本人にはない。サドル派とそれを支持する人々もまたイラク人であり、我々が武器を持たずに訪れれば、或いは対話も可能なのかもしれない。状況は大分ややこしくなったが、イラク復興を本当に真剣に考えるならば、どういう方法が現実的なのか、本格的に見直す時期に来ている気がする。
画像は、フセイン・ガジ・ガゾガニ師。サドル派サマワ支部前で。
[ 更新日時:2004/07/14 03:32