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下町然としたティー・ルームでコーヒーを頼んでから、メニューを裏返したところ、サイン・ペンでびっしりと書いてありました。食事のメニューは読み取れない程でした。
書き写してきました。以下の通りです。
私の本当の名は「銃一郎」なんだよ。今は隠しているんだ。イメージの好い名前を仮の名として使っている。昔は勇ましい名を付けたもんだよ。
でも、自分がもっと力をつけたら、そして時代が変わったら、本当の名を出してやろうと思っている。まだ、出せないけどな。
日本人は銃を扱いなれていないよ。撃ってみれば気持ちいいもんだよ。心も体も締まっていいもんだよ、解るだろう? (私、解りません。)
小学校から撃たせて、教えなければならない。運動会では、空砲で撃ち合うんだ。
日本国中を「花」でなくて、「銃」で一杯にしなければならない。
日本には「自由」が無いんではなくて、「銃」がないんだ。
なぜ日本人は喧嘩する時に銃で撃ち合わないんだ。発展途上国なみだぞ。
先進国は喧嘩に銃は付き物だ。
なぜ日本人は金を持っていても銃を買わないんだ。銃を持ってれば舐められなくてすむのに。
日本人は遅れてるんだよ。私が導いてあげよう。
私は宗教の勧誘員ではなくて、銃の販売員です。
「各戸に一丁、ライフル銃」この宣伝文句で売りまくろう。
「子供も大人も義務付けよう、携帯ピストル」これもいいなあ。
「早く本音で話したいよ。早く本当の名を言いたいよ。」
以上でした。笑うに笑えないお話です。前の戦争の時に生まれた人には勇ましい名前の付いている例がけっこう多いのです。何か、怪談よりも怖い気がしませんか。
時間つぶし以上の道草を、その時はしてしまいました。
護られて在る事を感謝します。