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311調査委員会:社労党は「密告屋」の証人喚問を拒否
マドリッド3.11爆破事件に関するスペイン国会調査委員会は、相変わらず事件の深層を隠したまま「イスラム・テロを防げなかった責任はどこにあるか」という筋書きに沿って進んでおり、調査そっちのけで各政党から選ばれた調査委員たちの党利党略による『喧嘩の場』と化しつつあります。新たな証人の発言内容に関しては週末にでもまとめますが、今回はちょっと気になるニュースをお知らせします。7月8日付のエル・ムンド(電子版)からです。
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『社労党、311調査委員会で警察内通者の喚問に反対する』
(マドリッド)社会労働者党は、事件に関与したアストゥリアスの爆発物密売グループである警察の内通者たちが3.11調査委員会で証言することを拒否した。国民党は彼らの喚問を求めているが、来週の喚問の日程にのせることはしなかった。一方で、委員会は議会の有識者に、3月13日の選挙前日(の国民党本部へのデモ)に関連した政治家の、電話記録の公開を要請できるかどうか分析してもらうことに合意した。
内通者の一人はモロッコ国籍のラファー・ゾウヒエルであり、現在311に使用された爆薬の購入に協力したかどで収監中である。他の警察内通者は元鉱山労働者ホセ・エミリオ・スアレス・トラスオラスとその妻、および義理の兄弟である。
来週の証言予定者は、バルタサル・ガルソン判事とエドゥアルド・フンガイリニョ大法院検事長であり、共にイスラム・テロのエキスパートである。同時に元マドリッド市保安局長のサンチアゴ・クアドロも証言するが、彼は311で使用された爆薬がTitadine(ETAが常に使用していた)であると述べたとされている。
【後略】
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/07/08/espana/1089313812.html
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同様の見出しの記事は今のところ他の新聞には見当たらず、当のエル・ムンドにしてもなぜ社労党が「密告屋」の喚問を拒否するのか、の理由は書いていません。現与党である社労党が事件の深層を追及する鍵を握る彼らの口を封じるのは何のためか・・・。前与党の国民党も彼らの喚問にさほど熱心でないのはどうしてなのか・・・。
来週の証言予定者から見ても、「イスラム・テロリストの犯行」ということで早く筋書きを固めてしまおう、という意図は見えていますが、これには社労党、国民党を超えた、その背後にあるものの意思が反映されていると思われます。この「密告屋たち」が『筋書き』以外のことをしゃべってくれたら困るわけでしょう。
なお、この「密告屋」については下の資料を参照してください。
【参考資料】
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/220.html
投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 4 月 30 日 11:31:27
スペイン311テロ、容疑者は警察の情報提供者
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/1004.html
投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 6 月 22 日 02:29:28
スペイン311自作自演の可能性高まる
http://www.tanakanews.com/blog/0406131948.htm
田中ニュース:スペイン列車テロは当局の自作自演の可能性
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/782.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 6 月 16 日 09:01:24:
スペイン国内での、3.11新たな逮捕者10名:爆発物を販売、輸送した容疑
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/890.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 6 月 19 日 09:10:45
「3.11捜査」の鍵を握る16歳の少年:怪しげな「重要証言」(エル・ムンドより)