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イラク情勢ニュース 2004年7月7日 水曜日
[飛耳長目録]
☆米軍兵士、結婚式を控えたイラク人を殺害
アルジャジーラ 7月6日 英字報道から訳
☆米海兵隊員は解放か/軍に戻らないと約束し
ワシントン・ポスト 7月6日 英字報道から訳
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☆★US troops kill Iraqi preparing wedding feast
米軍兵士、結婚式を控えたイラク人を殺害
アルジャジーラ 7月6日 火曜 22:47 Makka Time, 19:47 GMT
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http://english.aljazeera.net/NR/exeres/8EA14D15-F0B0-4E57-A2FE-9DE99AE1559F.htm
バグダッドで車を運転していたイラク人が至近距離からアメリカ兵
に射殺され、目撃者によると、そのとき現場はいかなるコメントもなく
放置された。
警官と親戚の話では、運転していた男性は、二日後に控えた自分
の結婚式のため、最後の準備をしようとホテルに向かっている途上
で、アメリカ軍の車列に追いついたという。
ホテルの警備員は、車に客を乗せた知らない人物がホテルに入ろ
うと向きを変えようとしたところ、米軍の多用途車ハンビーから壁際
に追いやられたと話した。
「彼ら(米兵)はぶつかって彼の車がコントロールできないようにし、
壁に衝突させて、その後アメリカ兵が至近距離から三度発砲した」と
彼は話した。
手に血を流していた生存者は、彼らは木曜日に友人の結婚式を準
備するため、予約しようとホテルにいくところだったと話した。
血だらけの布で顔をおおわれ、路上に横たえられた遺体の傍に立
って、死んだ男性の兄弟が自分の頭をたたきながら米軍をののしっ
た。「イラク警察には誠実な人間はいないのか! アメリカ軍に同じ
ことをやり返す。これからは街頭に出ている警察官も私の敵だ。お前
(警官)たちはわれわれを擁護しなかったんだから」と彼は叫んだ。
「お前たちは皆イカサマ野郎だ」。
◆呪い(のろい)
殺された男の父親は言った。−−「息子は花婿だった。結婚式を
あげるところだったんだ。なぜ彼らは息子を殺した。彼は一介のエン
ジニアにすぎないのに」。
父親はイラクにいるアメリカ占領軍に反対するレジスタンスに参加
すると誓った。「神よアメリカ兵を呪いたまえ! アメリカ軍を呪いた
まえ!」−−彼は叫んだ。
現場にいた警察官は、米軍兵士は明らかにニッサン車に乗った二
人のイラク人が自分たちを攻撃しようとしたと思いこんだ、と話した。
しかし武器はなにも発見されなかった。
事件に関係した2台のハンビーに乗っていたアメリカ兵は路上に立
ち、銃を握りしめ、神経質になって何をするか判らない状態だった。
彼らは何も言わずに現場から立ち去ったと目撃者が言った。
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☆★U.S. Marine Reportedly Released
伝えられるところでは、米海兵隊員は解放された
米軍当局者はハッスン伍長の所在情報を持たず
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ワシントン・ポスト 7月6日 By William Branigin ポスト記者
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A30546-2004Jul6.html
イラクで拉致された米海兵隊員は今日(米東部時間6日、記事掲
載は4:38 PM)、拉致グループによって解放されたと伝えられたが、
彼の所在情報も彼が斬首を免れたという確認もない。
レバノン生まれのイスラム教徒ワセフ・アリ・ハッスン(24歳)は6月
19日以来行方不明になっていたが、今日になって、ハッスンが「生
きて」おり、「解放」されたとレバノンで発表された。
彼の兄弟であるサミ・ハッスンは、ある「合図」が家族に届けられた
ので、このことが判ったと話した。
彼はどんな「合図」があり、誰がそれを届けたのか説明することを
拒否したが、彼の兄弟だけが知る情報の一部であり、それは家族に
ハッスンの生存を保証した、と明かした。
サミはトリポリ(レバノン)からCNNに、「兄弟は生きて解放された、
神に感謝している」と伝えた。「合図が私たちのもとに届き、私たちは
それで確信した」。
バグダッドでは地位の高い米当局者がハッスンについて、「(拉致)
グループが彼を解放したと理解している」と述べた。
しかし彼は、解放されたと伝えられて以後も、アメリカ軍はハッスン
となんら接触がなく、彼もこの海兵隊員の所在について何の情報も
持っていないと語った。
サミ・ハッスンが兄弟は解放されたと発表して数時間後、レバノン
政府高官は、ハッスンが米軍に戻らないと誓約したあと、拉致したグ
ループがハッスンを解放したと話した−−AP通信が報道した。
ハッスンは行方不明になったとき、ファルージャ近くに基地をかまえ
る第1海兵遠征軍の通訳として働いていた。
イラクにおける米軍の広報責任者であるキミット准将は先週、ハッ
スンが姿を消した時点で「未許可の不在」となっていると語った。
レバノンとユタ州(米国)にいるハッスンの親戚は、同じイスラム教
徒として拉致グループに彼の助命を嘆願した。
彼の父親でレバノン北部トリポリに住むアリ・ハッスンと彼の兄弟
は、彼の解放に奔走しているイラクとレバノンのイスラム教徒の団体
に連絡した。
みずからをイスラムミック・レスポンスと名乗るグループが、先週、
もしアメリカ軍が全拘束者を解放しないなら、ハッスンの首を斬ると
脅してきた。アラビア語TVネットであるアルジャジーラによって放映さ
れた6月27日のビデオは、拉致グループの一人が彼の首に突きつ
けた剣のもとで目隠しをされているハッスンの姿を映していた。
土曜日(7月3日)には、アンサール・アッ・スンナ軍と名乗るグルー
プが、二つのウェブサイト上でハッスンを「殺害」したと主張し、それを
証明するビデオを公開すると宣言した。グループは、ハッスンはアラ
ブ女性とのロマンティックな関係を通じて監禁へとおびき寄せられた
と発表した。
しかし日曜日には、スンナ軍はハッスンの殺害を自供した先日の
声明を出しtたことを否認した。いかなる声明の信憑性も即座に確か
めることはできないし、ハッスンの運命は不確実なままである。
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