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(回答先: 独立自衛隊、西へ?ー「教訓収集班」は既に活動中。 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2004 年 7 月 03 日 00:09:43)
http://www.asahi.com/politics/update/0704/002.html
海上自衛隊のトップである古庄幸一海上幕僚長が防衛庁内の文民統制(シビリアンコントロール)の大幅見直しを石破防衛庁長官に提案していた問題で、海幕長が提出した文書の全容が3日、明らかになった。現在の文官(背広組)優位の長官補佐体制を、制服組と背広組を対等に位置付けるものに改めることが柱。具体的な改正点について実行すべき「優先順位」を示し、実現可能性にも言及している。
文書は、6月16日に防衛庁で開かれた「防衛力のあり方検討会議」で海幕長が提出した。庁内では制服組の意向を広く代弁したものと見なされているが、石破防衛庁長官は2日の記者会見で、「それぞれの立場で意見を言っている」と述べ、海幕長個人の提案とした。
文書のタイトルは「統合運用体制への移行に際しての長官補佐体制」。文書は、制服組が「背広優位」の象徴と批判する参事官制度を「最優先」で廃止すべきだと提案。「廃止が困難な場合、次善の策として、統合幕僚長、(陸海空)幕僚長も防衛参事官にする処置が必要」としている。
また、背広組のトップである防衛事務次官の権限を定めた内閣府設置法について、「次官の部隊運用の監督機能を削除する」とした改正を提案。ただし、「極めて政治的法律で、短期のうちに意思決定することは困難」「改正が実現しない場合、統合幕僚長と事務次官の関係整理が不十分だが、将来の課題とすることも可能」としている。
文書ではまた、具体的な方向性は明記していないが、「長官の指揮監督権」や「幕僚長の職務」を規定した自衛隊法8条、9条についても改正が「必然」だとしたほか、統合幕僚長を政府の安全保障会議の正式メンバーにするよう求めている。
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〈防衛参事官制度〉 日本では、自衛隊に対する文民統制として、国会や内閣に加えて、戦前の軍部暴走の反省から、防衛庁内に官房長や防衛局長など10人の文官(背広組)幹部で構成する「防衛参事官制度」が、防衛庁設置法で規定されている。「参事官」は、実力集団である自衛隊を統制しつつ、防衛庁長官を補佐することになっている。 (07/04 07:49)