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故・金鮮一さん遺族が「和解と許し」のメッセージ
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/30/20040630000016.html
「イラクを愛しています。あなた方を愛します」
30日、故・金鮮一(キム・ソンイル)さんの遺族らは怒りではなく、許しと和解のメッセージをイラクと全世界に伝えた。
次は永訣式で兄 ジングク(38)さんが朗読した「イラクを許します。あなた方を愛しています」と題したメッセージの全文。
「遠い異国の地、イラクから届いた悲痛な知らせに、兄弟は夜通し泣き叫び、両親は何度も気を失いました。鮮一が拉致され、死に至るまでの過程が伝えられると、肌を千切り取るような悲しみは、抑えきれない怒りへと変わっていきました。家族の怒りが鮮一の無念の死に少しでも慰めになると思ったのです。
しかし、鮮一は死んだのではありません。永遠に私たちの傍を離れたのではありません。私たちの前に、死ぬことなく残された鮮一の夢がありました。命が脅かされることがあっても、永遠に抱こうとした、愛しようとした“イラク”があったのです。
そのはかない命をささげてまで守ろうとした鮮一の夢を知った時、怒りや悲しみだけでは鮮一の心を語れないのだということを知りました。私たちの怒りも消えはじめました。
鮮一が死ぬその寸前まであなた方を愛したように、その愛でもって私たちはあなた方を許します。そして、今回の事を見守った私たち全員が、あなた方とあなた方の国、イラクを愛することが鮮一の夢であったことを、今この時間、鮮一に代わってあなた方に伝えたいと思います。
韓国がイラクを愛しているということ、世界がイラクを愛しているということ、そして、私たち全員が一つになって、互いに愛し合うことの中に、鮮一が花咲かせようとした夢があったのだと、伝えたいのです。
そして、その夢は神様が人類を愛する心から始まったのだということを、神様が私たちに伝えてくださったように、鮮一を天国へと送るこの席で、鮮一に永遠の別れを告げるこの席で、悲しみと苦痛の峠を越え、震える声で告白します。
イラクを許します。あなた方を愛します」
チョソン・ドットコム
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故・金鮮一さんが永眠
イラクの武装勢力に拉致、殺害された故・金鮮一(キム・ソンイル)さんの葬儀が30日、釜山(プサン)でキリスト教連合葬で営まれた。
永訣式は同日午前10時から、釜山サジク室内体育館で遺族や知人、一般市民、政官界関係者など約2000人が参列した中、追悼の詩、追悼の辞朗読、遺族代表の和解のメッセージ朗読などの順で、2時間余に渡って行われた。
金さんの後輩のイム・ボヘ(女/24)さんは追悼の詩で、「生きているということだけで、私たちみなは罪人…、あなたのいる空だけを呆然と見上げている」と哀悼した。
遺族代表のチャン・ジングク(38)さんは「故人の命を奪ったイラク武装勢力を愛で許す」という内容の「イラクに向かって全世界へ」メッセージを韓国語、英語、アラブ語の3カ国で朗読した。
永訣式の終わった12時、金さんの遺体は市内の永楽公園へと移動し、午後2時ごろ礼拝を行った後、午後2時40分ごろ埋葬された。
釜山=張準城(チャン・ジュンソン)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/30/20040630000076.html
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