現在地 HOME > 掲示板 > 戦争57 > 163.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
イラク:世論調査 米英軍への信頼は18%
【ロンドン小松浩】オックスフォード国際研究所とオックスフォード大学が28日公表したイラク国民の世論調査結果によると、信頼する対象として宗教リーダーやイラク軍、警察などが上位を占め、米英軍への信頼は20%以下にすぎなかった。
一方、イラク国民の56%が主権移譲後1年間で生活はよくなるだろうと期待を表明。具体的要求としては「平和と安定」(28%)をトップに「米軍の撤退」「教育の改善」「雇用」「住宅」の順だった。
調査はバグダッド大学などの協力を得て6月にイラクの3002世帯を対象に実施された。昨夏から数えて4回目で、今回は主権移譲直前に発表されるはずだったが、主権移譲の前倒しで同じ日の公表となった。
それによると、これから5年以内にイラクに必要なものでは「民主主義」が45%で最も多かったが、当面1年間に限ると「強いイラク人指導者」(46%)が「民主主義」(29%)を上回り、治安悪化への懸念などから強力な指導力への期待が大きいことが浮き彫りになった。
同様に、来年1月までに想定される選挙についても予定通り実施を求める人は32%にすぎず、62%が治安改善や政党の信頼向上などが図られるまで待つべきだと回答した。信頼できると答えた対象では「イラクの宗教指導者」(83%)を筆頭に「警察官」(70%)「新イラク軍」(69%)「イラクメディア」(60%)が上位を占め、国連は54%、米英軍はわずか18%にとどまった。
このほか、米軍が軸の外国軍隊については32%が安定した政府ができるまで駐留を求める一方、即時または半年以内の撤退が望ましいという人も47%にのぼった。
毎日新聞 2004年6月29日 13時53分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20040629k0000e030070000c.html