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イラク情勢ニュース 2004年6月28日 月曜日
[飛耳長目録]
☆国民不在の「主権移譲」、懐疑心深まる
アルジャジーラ 6月28日 英字版から訳
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☆★Iraqis sceptical as 'power' is transferred
「主権」移譲にイラク国民は懐疑的
By Shaheen Chughtai (バグダッド滞在中)
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アルジャジーラ 6月28日 13:46 Makka Time, 10:46 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/B4AEEF06-843A-4C38-BAF8-7570747B34A0.htm
まだ占領の続くイラクに会議と期待が入り混じっているなかで、アメ
リカ占領当局は暫定イラク政府に公式に主権を移譲した。
月曜日(28日)、バグダッド中心部の厳重に要塞化されたグリーン
・ゾーン(安全地帯)でとりおこなわれた式典で、米国の占領責任者
ポール・ブレマーが暫定首相アラウィに法的文書を渡した。
その式典は、数時間後にメディアや人づてにニュースを知らされた
普通の国民には隠されていた。
「これは歴史的な日だ」−−アラウィは式典に臨んで言った。「われ
われは治安状態を統制することができると感じている」。
主権移譲のニュースは、トルコのイスタンブールでNATO首脳会議
に出ているジバリ外相によって、数時間早く伝えられた。
バグダッド在住のアナリストは、アルジャジーラ・ネットに、これまで
ずっと30日に予定されていた動きが、治安状況の悪化を理由に早
められたと語った。
一連の占領反対の攻撃は、この一週間にわたって、ざっと100人
以上の死者と、それを倍する数の負傷者を出してきた。
いわゆる主権移譲は、イラク統治の責任を日々イラク暫定政府に
移していく。だが暫定政府のメンバーは、主にワシントンから承認さ
れた元イラク人亡命者のグループである。
アメリカ高官がイラク人閣僚に責任処理の方法を勧告し、アメリカ
軍司令官が全体的なイラクの治安管理を維持することになるだろう。
◆「ニセモノ」の主権
イラク人アナリストと政治家は、アルジャジーラ・ネットに、いわゆる
主権移譲はよくても不完全なものだと語った。他の人々はそれを米
国の利益に合わせたニセモノだと言った。
「文書の譲渡はあったかもしれないが、国家主権の移譲はなされて
ない」−−反対派のグループイラク民主会議(IDC)の長であるジャ
ウダト・アル・オバイドは指摘した。
「外国の軍隊がイラクにいるかぎり、政府はほんとうには独立でき
ない。良い一歩、正しい一歩であっても、それは十分ではない」。
バグダッドのイラク人政治学者ハニ・アシュル教授は、国内に15
万人以上の米軍が存在するということは、「イラクに本当の独立がな
い」という意味であり、暫定政府が厳しい信用問題に直面しているこ
とを意味している、ということに同意した。
「普通のイラク人のあいだには、政府への心からの信頼はほとんど
ない。彼らの見解では、政府とアメリカ占領当局とのあいだには違い
がない」。
バグダッド大学メディア学部で政治分析をおこなっているリカア・マ
キ博士は、主権移譲の式典が本当の変化への号砲になるかという
と、多くのイラク人がそれに懐疑的だと指摘した。 「もし国民がそれ
でも街頭でアメリカ兵を目にするなら、彼らは何かが本当に変わった
とは受けとめないだろう」。
しかし彼は、制限された主権移譲であっても、政府がブレマー体制との区別をつけ
ることを期待しているイラク人にとっては、良いニュー
スなのだろうと認めた。
「イラクは今まさしく悲惨な状態のなかにある。仕事はほとんどなく、
農業も工業も官僚政治もない。政府と国民のあいだの新しい関係、
新しい政策を持つ政府を国民は希望している」。
◆一般大衆の懐疑心
バグダッドの街頭に出ると、2、3の者が未来への希望を表明する
ものの、懐疑心は広範囲に広がっていた。
バグダッド大学の24歳の学生アブダラー・アフマド・サアドは、20
分前に友人が情報を伝えてきたあとで、そのニュースを熟考している
ところだった。
「私たちは何が起こるか確かめるつもりで、人々が最善のものを期
待しても、私は楽天的になれない。アメリカ軍がここ(イラク)にいるか
ぎり、本当の独立はないだろう」。
土木技師のアンマル・アル・ジャナビは、主権移譲は「文書のうえだ
けでのこと」だと指摘した。「政府は本当には独立してない。軍隊だけ
のことでなく、これらの人々(政府メンバー)は選挙されておらず、彼
らの目的と独立にはわれわれは疑念を抱いている」。
彼はまたニュースが最初にトルコでのNATO会議に伝えられたこと
を論評し、イラク国民はみずからの運命を決めることへの傍観者に
なったと批判した。
「そのような宣言はイラク現地でおこなわれるべきだった。われわ
れはメディアを通してものごとを知らされており、進行中のことに国民
が意見を述べるという感覚を国民が持ってない。家族も友人も同じよ
うに感じている。われわれは事態を変えたいと思うが、こんなやり方
を望まない」。
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