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ウズベキスタンで同時テロ、2人死亡 検察庁などで爆発
中央アジア・ウズベキスタンの首都タシケントで30日午後5時すぎ、米国、イスラエル両大使館付近と、最高検察庁の建物内で爆発があった。内務省によると、2人が死亡し、少なくとも9人が負傷した。AFP通信によると、アルカイダとも連携する「イスラム運動ウズベキスタン(IMU)」がネット上で自爆テロの犯行声明を出した。
米国大使館は「館内に負傷者はない」としている。イスラエル大使館近くの爆発では、ウズベク人の警備員と警官の計2人が死亡した。内務省筋によれば、いずれの爆発も、爆発物を仕掛けたベルトを巻いた人物が実行したとの目撃証言がある。
市中心部の最高検察庁でも、建物の1階ロビーの階段付近で2回爆発があった。内務省によれば、少なくとも9人が負傷した。2人組による自爆テロと見られる。
ウズベキスタンでは今年3月、イスラム過激派の「ヒズブット・タハリール・アル・イスラム(イスラム解放党)」が関与した自爆テロが連続して発生。IMUの活動も活発化の兆しが出ていた。両団体とも、米軍にアフガニスタン戦争の基地を提供し親米路線を取るカリモフ政権の打倒を掲げている。
タシケントの裁判所では同日、3月のテロ事件に関与したとして逮捕された15人の被告に対する裁判が開かれていた。
(07/31 01:49)
http://www.asahi.com/international/update/0730/013.html