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(回答先: Re: 小泉も岡田もダメだと思います。 投稿者 南青山 日時 2004 年 7 月 31 日 00:36:47)
南青山さんどうもです。
おっしゃる気持ちもわからないではないですが・・・でもやっぱりちょっと反論します。
>何だ、気に入らなかったら、トップを換えればいいんだ、と国民の多くが気軽に思よう
>になれば、状況はかなり変わるはずです。
これはちょっ楽観主義すぎると思います。大衆が変化を求めてトップを変えるというのは、日本新党以来やってきたんです。ソ連が崩壊し、自民党が分裂し、日本の戦後体制も激動期に入って、大衆は新しい正当に権力を持たそうと期待したんです。それが裏切られた。それ以降ですよね、政治不信と無党派層の登場って。
ただ僕が思うのは、無党派層の大半は、昔は社会党を支持していた労働者なんですよね。
でも社会党は労働者の党であるよりも、権力との野合を選択した。これで終わったんですね。
共産党はソ連崩壊を見て、それまで信仰してきたソ連型社会主義はダメだとわかって、逆に資本と共存して、主張を弱めれば、旧社会党支持者を横取りできると思っていたけど、破産した。
じゃあ小泉政権の次はどの方向なんだと、小泉や民主党のようなブルジョア革命なのか、共産党や社民党のような迎合フニャフニャ路線なのか、プロレタリア革命路線なのか、旗を鮮明にさせないといけないと思います。
はっきりしていることは民主党の目指している政権交代は、もし成功したとしても、小泉の継承であって、打倒ではないと思います。
ただ民主党もチャンポン政党の側面がありますから、平和運動が強くなれば、内部動揺が強くなります。ただそれだけのことです。民主党も、社民党や共産党と同様に、労働者の要求を解決する思想や時代観を持っていないと思います。
闘いの中で、委任ではなくて大衆自身が世の中を作っていく能力を獲得していく作業こそが、いま一番日本で問われていることだと思います。
もう一つ、民主党が第二自民党であったとしても、自(公)と民主とが拮抗状態になれば、第三極陣営にキャスティングボードを握れる可能性が出てきます。
この辺が、現在のシステムの面白い(興味深い)ところですね。
ですから、共産党や社民党はじり貧にたじろぐのではなく、また徒手空拳で玉砕戦法に打って出るのではなく、確実な支援組織と議席数を確保することが、最重要の戦略になるように思えます。
現状では、両党とも、面子と自己満足を得るために、末端の組織、人員を疲弊するだけの行動を選択しているように見えます。
ともかく、現状の総無責任体制はどのような手段を使っても打破しなくてな、というのがいまのところの小生の考えです。