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イラク首相:イスラム諸国からの派兵を歓迎
【エルサレム樋口直樹】サウジアラビアを訪問しているイラクのアラウィ首相は29日、イスラム諸国からのイラク派兵を歓迎すると語った。サウジのサウド外相が先に提案していたイスラム諸国部隊のイラク派遣に賛同したもので、米主導のイラク駐留軍に初めてアラブ・イスラム諸国が加わる可能性が出てきた。
アラウィ首相は同じくサウジを訪問中のパウエル米国務長官と会談後、記者会見で戦後イラクの治安悪化について「我々に敵対する悪の勢力がある。これは世界的規模の戦争だ」と憂慮を示したうえで、「イスラム・アラブ諸国の指導者に団結を求める」とイスラム諸国部隊への参加を呼びかけた。
サウド外相は28日、パウエル長官との会談でイスラム諸国部隊のイラク派遣を提案。ロイター通信によると、パキスタンやインドネシア、モロッコなどが候補国とされる。だが、イラクは自国の内政に直接影響を及ぼしかねない周辺国の派兵には否定的で、これまで派兵が取りざたされたトルコやヨルダンなどは対象外とみられる。
イラクには現在、約16万人の外国軍が駐留。うち約14万人は米軍で、アラブ諸国からの派兵はない。スペインやフィリピンなどの部隊が次々とイラクから撤退する中、米国はアラブ・イスラム諸国との協調関係を誇示するためにも、イラク内政を刺激しない程度のイスラム諸国部隊の派遣に強い関心を示している。
一方、アラウィ首相は、ブッシュ米大統領からの招待に応え、近く訪米する意向を明らかにした。実現すれば、6月末の主権移譲後、初めての訪米となる。
毎日新聞 2004年7月29日 19時32分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040730k0000m030045000c.html