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国境なき医師団:《われわれは殉教者になるほど好きでやっているのではない》
アフガニスタンで5人のメンバーが殺されて2ヶ月、国境なき医師団は、水曜日、24年間滞在した国からの撤退を表明した。
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フランスの国境なき医師団の代表ピエール・サリニョンは、「リベラシオン」に対して難しい選択について語る。
なぜアフガニスタンを離れるのか?
最大の理由はわれわれの人員の安全問題だ。5人が殺されたことは悲劇的出来事で、われわれ全員にたいへんなショックを与えた。次いで、タリバンのスポークスマンが、国境なき医師団は一つの標的である。なぜなら医師団はアメリカのために働いていると考えるからだと宣言していることだ。これはわれわれへの殺人の呼び掛けだ。われわれは人道援助の殉教者になるほど好きでやっているわけではない。
殺人犯は誰か知っているか?
犯罪から2ヶ月たっても、アフガン当局による捜査は何も解明していない。われわれは非常に不満足である。本当にタリバンなのか、犯行声明はあったが、私は今日でも確認できない。――――
失敗の確認という形での撤退なのか?
テロとの戦争という環境にあって、一種の無力の告白だ。われわれ人道援助活動家は、プロパガンダというゲームの中に捉えられた。われわれが何者であるか、何を行なっているのかを説明し、一線を画そうと努力しても、われわれは、9,11以後は、アメリカに率いられた戦争の当事者と見られている。この混同はアメリカ人によって保たれているものだ。GIたちは民衆にビラを配って、援助を続けてほしければタリバンに関する情報をくれと求めている。民兵たちは白い車(人道援助の色である)に乗って走り回っている。イラクにおいても同様にこの種の混合がある。軍隊が橋を再建するのは民衆の支持を得るのが目的だ。人道援助活動ではない。今は各々が、紛争に加担するのではなく、民衆を救うのが仕事であるという関係において責任を呼び覚ます時だ。
http://liberation.fr/page.php?Article=226901