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海自哨戒機が漁船に向かい急降下
二十七日朝、三沢市天ケ森沖約十八キロの太平洋上で、海上自衛隊八戸航空基地所属のP3C対潜哨戒機が操業中のイカ釣り船二隻(三沢市漁協所属)を目がけるように急降下、衝突の危険を感じた漁船が逃げるため漁具のワイヤを自ら切断、乗組員一人が一時、体調不良となった。翌二十八日、同基地第二航空群の岩田耕道司令らが三沢市と同漁協を訪れ「警戒監視任務」と説明、理解を求め陳謝したが、鈴木重令市長、澤口政仁組合長らは「納得できない」などと強く抗議した。
漁協によると二十七日午前七時五十分ごろ、接近するP3Cを見て恐怖を感じた一隻の乗組員一人が血圧上昇により体調を崩した。別の一隻は、レーダーで衝突の危険を感じ、回避に備えワイヤを切断した。
海自によると、P3Cは八戸基地から北海道方面へ向け警戒監視中、三十隻ほどの漁船群を発見し、不審船が紛れていないか識別する写真撮影のため高度約三百三十メートルから約八十メートルまで降下し二隻の上空を通過。目標の船へ向かうコースの下に入った二隻には気付かなかったという。
鈴木市長に対し岩田司令は、日常的な監視行動であることを説明、「二隻に気付かなかったのはミス。偶発的に起こったことで、悪ふざけや訓練などではない。危険を感じさせたことは申し訳ない」と陳謝した。
これに対し鈴木市長は「納得できない。漁師は精神的苦痛を受けた。海に飛び込み万が一のことがあったらどうするのか。事前に連絡するなど方法はなかったのか」と声を荒らげ抗議、回避策を求めた。
一方、同航空群司令部の石川喜代次首席幕僚は同漁協を訪問し陳謝した。澤口組合長は「こんなトラブルは初めて。任務というが常識では考えられない。これでは安心して操業できない」と憤りをあらわにした。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2004/0728/nto0728_22.asp