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レーガン元大統領の息子、民主党支持を訴え
【ボストン27日三笘義雄】六月に死去した共和党のレーガン元大統領の息子のロン・レーガン氏(46)が二十七日、ボストンで開催中の民主党全国大会にゲストスピーカーとして招かれ、ブッシュ政権が規制しているヒト胚性幹(ES)細胞を使った研究を推進するため、十一月の大統領選挙では民主党に投票するよう呼び掛けた。リベラルな言動で知られるレーガン氏を利用して共和党サイドに揺さぶりをかけるのが民主党陣営の狙いのようだが、“話題づくり”の域を出ておらず、効果があるかどうかは疑問だ。
同氏は冒頭で、「政治的スピーチを行うために登壇したわけではない」と言明。故レーガン元大統領を晩年悩ませたアルツハイマー病などの難病治療に道が開ける可能性があるとして、ES細胞研究の必要性を説いた。
ところが、スピーチは進むにつれて“政治性”がエスカレート。ブッシュ共和党政権の一部が政治的なもくろみからES細胞研究に連邦政府予算の拠出すること規制しているとして、「自らを恥じるべきだ」と切り捨てた。
最後に、「未来と過去、理性と無知、思いやりと単なる空論のうち、それぞれどちらかを選ぶ」のが今年の大統領選だと指摘。「全人類の利益増進につながる」ES細胞研究を推進するため、民主党大統領候補になるケリー上院議員に投票するよう訴えた。
2004/7/28 17:04
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/040728-170447.html