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陸自 遺跡を守る工事始める
サマーワの東30キロにあるウルクの遺跡は、紀元前3500年ごろのメソポタミア文明の都市国家の跡で、古代の英雄の叙事詩にうたわれたギルガメシュ王の伝説の舞台としても知られます。遺跡のまわりには盗掘を防ぐためのフェンスが設けられていますが、湾岸戦争やイラク戦争の影響で長い間放置され、有刺鉄線が破れたり、支柱が倒れたりしていました。
このため、陸上自衛隊では、支援活動の一環として遺跡を取り囲むフェンスの補修工事を行うことになり、24日午前、約30人の隊員が現地を訪れました。隊員たちは、13キロあまりにわたるフェンスの周りを歩いて、壊れた個所を点検し、作業員に補修方法などを指示していました。
イラクでは、戦争による混乱と治安悪化の中、各地で古代の遺跡や博物館が略奪され、文化財の保護が緊急な課題になっています。陸上自衛隊は、これまで学校や道路の補修など住民生活に直結する支援を行ってきましたが、文化財の保護はこれが初めてです。
http://www3.nhk.or.jp/news/2004/07/25/d20040725000007.html