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【ワシントン支局】24日付の米紙ワシントン・ポストは、米中央情報局(CIA)が国際テロ組織アル・カーイダのネットワーク内に複数のスパイを潜入させていると報じた。
CIA高官3人がブリーフィングで明らかにしたもの。アル・カーイダに関係するスパイの所在をCIAが明らかにするのは初めて。
同紙によると、スパイはCIA工作員が雇ったアフガニスタン人やパキスタン人、ウズベキスタン人。組織内では、「一兵卒よりは上だが、重要な内部情報を知りうる立場にはない」という。
また高官は、極東や東南アジアで「航空機や船を使ったアル・カーイダによるテロ計画を何度も阻止した」ことを明らかにし、情報活動の成果を強調した。
ブリーフィングは、米同時テロに関する独立調査委員会(9・11委員会)が、CIAを厳しく批判する最終報告書を公表する前日の21日に行われた。CIAが極秘であるスパイの所在を公表するという異例の行動をとった裏には、批判にこたえる意図があると同紙は指摘している。(読売新聞)
[7月24日22時8分更新]
スパイはアル・カイーダのトップだったり、テロ計画を何度も実行させたり・・・などという批判もかわす狙いがあるのか?