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7月22日のイラク戦攻防の模様 イスラム・メモの特派員報告による
西側メディアで報道されるイラクの戦況は極限られたものであるが、「一部の現地メディアは連日詳細に報じている。その一例として22日の戦闘の一部をネット紙、イスラム・メモから紹介しよう。22日は特別な日ではない。
★サマラで米兵16人殺害★ 12:20発信(日本時間。以下同じ。現地時間は6時間減)
抵抗戦力はサマラ南部の公道から町に入ってきた米軍の燃料を積んだ8台のタンクローリーをロケット弾で破壊した。それぞれに運転手と警備兵が乗車しており、生存者は皆無で、16名全員が炭化死体と化した。
目撃者証言によると、タンクローリーを警護していたパトロール隊は最初の2台が爆発後、飛び火するのを恐れて退却した。
★ラマディーで2機目のヘリ撃墜。占領軍はイラク警察を非難 15:10
イラク抵抗勢力は、24時間以内に2機目の米軍アパッチを、サマディー上空で撃墜した。2日間続いた戦闘は30分前に終結したばかり。米占領軍は、2機の米軍ヘリ撃墜でイラク警察を非難した。
なお、ラマディーのイラク警察は、悲惨な立場に居る。米軍からは常に、米軍から入手した機密情報を流して、抵抗勢力を支援していると非難されている。占領軍の観るところでは、イラク警察は抵抗勢力の手先で、米軍の敵である。【そのイラク警察を作ったのは米国である】
逆にザルカーウィとその一味は、イラク警察を無信仰で偽善とし、米軍の手先と非難する。ほとんどの場合イラク警察の立場は、反占領、親抵抗勢力と名誉あるものなのに、そこで彼ら(ザルカーウィー一派)は、イラク警察の建物を爆破し、警察官を殺害する。
ザルカーウィーと異なり、純イラク抵抗勢力は、スンナ派のアンバール県各地でのイラク警察の活動に多大なる尊敬の評価を与えている。米軍がファルージャを包囲しているとき、殉教者に対するイラク警察の協力を人々は決して忘れない。(この協力のため)米軍のファルージャ包囲解除の第二条件は、イラク警察官の引渡しであったほどだ。
★ラマディーで米兵15人殺害、ハンビー6台破壊★ 17:30
少なくとも15名の米兵がラマディー西部での抵抗勢力との戦闘で殺害され、6台の軍用多目的車両、ハンビーが破壊された。
前報のアパッチ2機撃墜に関して: 1機は同市の南西部に位置する小児科病院に墜落した.住民たちは、あるアラブの衛星テレビ局の特派員に、(墜落現場の実情を)放映するよう要請したが、「我がテレビ局の政策が許さない。そんなことをしたら解雇される」と断った。【カタールのアルジャジーラのラマディー特派員の記事は、米軍発表と大差なく凡庸なものであった。米軍被害に関する報道には緘口令が敷かれている。】
★抵抗勢力、ファルージャでの新作戦で米兵32人殺害★ 17:35
米占領軍は、抵抗勢力の激襲によりファルージャの各方面から、いつものように手ぶらで(戦果ゼロで)撤退を余儀なくされた。
米軍は、同市の住宅地域からの侵攻を援助するために、ハンビーの車列の救援を頼んだが、車列が住宅地域に到着する前に、全方向からの待ち伏せ攻撃に遭遇した。ここで抵抗勢力は、「雷光と混乱」と称する新作戦を実施した。新作戦では、まず携行型RBG砲で、敵の中枢部分を叩く。その後、敵兵の驚愕と混乱に乗じて車列への攻撃が始まる。それにより反撃はほぼ不可能になる。襲撃に要する時間は10分も掛からないが、米軍の戦備と兵員に甚大な被害が生じる。
目撃した住民の証言によると、前述の車列攻撃で32名以上の米兵遺体が確認された。死を免れた何人かの米兵は待ち伏せ場所に隣接した農場に、米軍(死体引き上げ部隊)が到着するまで、身を隠していた。
【参考記事】
★米軍がイラク警察署を爆撃★
米軍によるイラクの住居などへの爆撃が断続的に続いている中、今度は自分
たちが新設したイラクの警察署を爆撃したという。それも誤爆ではなく、意図
的に爆撃した理由は何なのか。ここにこそ今日米軍が抱えている苦悩が隠され
ている。16日付のネット新聞、イスラム・メモが特報として伝えた。
米占領軍は、バグダードの西方250キロの町、ハディーサの警察署をF-
18戦闘機で激しく爆撃した。この爆撃は、イラク警察の複数の署員が情報を
イラクの抵抗勢力に漏らしていると米軍が疑念を抱いた直後に起きた。ハ
ディーサ警察署への爆撃で署員10人が殉教(死亡)、40人が負傷(大部分
は重傷)した。
スンナ派が多数住む、ファルージャやハディーサがあるアンバール県のイラ
ク警察は、イラク抵抗勢力側に同調的態度を採ったことで、米占領軍に多くの
問題を引き起こしていた。
占領軍は、警察署員が占領軍の動きに関する重要情報を流していると非難し
ている。それにより、占領軍は抵抗戦士の格好の餌食になっている。
【イラクの警官が多数逃亡したり、抵抗勢力に合流するケースがあるから再
訓練が必要だと指摘する米軍の報告書もあるが、爆撃にまで至るのは例が無
い】