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2004/06/17のBlog
シバレイ@サマワ その3
[ 21:07 ] [ イラク ]
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644
昨日、自衛隊からメールが来ていて「フリーの方には新聞・テレビ等と契約している記者以外、記者証を発行することはありません。また、現在イラクは外務省から退避勧告が出ているため、契約記者であっても現地で記者証申請の受付はしておりません」とのこと。ま、そうだろうと思ったけどね。さすがは、 「世界で最も閉鎖的な軍隊」 (軍事ジャーナリスト加藤健二郎氏談)。宿営地がすぐそばにあるのに中を見られないのは残念だが、むしろ宿営地の外での取材の方が重要なので、気にしないことにする。
自衛隊が老朽化した学校を修復するという報道を見ていて違和感があったのだが、サマワには、イラク戦争の時の空爆で被害を受けた学校があるのに、何でこれらの学校はほっとかれているワケ?サマワ中心部の「アル・ムサンナ中高等学校」(画像)は昨年4月3日の空爆で校舎の半分近くが壊されているが、約4ヶ月前に取材に来た時からずっとほったらかしにされているらしい。同校教頭のサーレさんによると3週間前にやっと佐藤復興業務支援隊長が視察に来たらしいが、それで修復工事が始まるかというと、そんな気配すらないとのこと。空爆前は750人の生徒が通っていたが、現在この学校に通っているのは350人で、他の生徒達は近くの小学校の校舎を午後、小学生らが帰った後で教室として使っているとのこと。それでも、アル・ムサンナ中高等学校は教室が窮屈で大変らしい。サーレ教頭も「優先順位が違うのではないか」と不満げだった。
サマワ市内には他にも米軍に破壊された学校があり、明日以降見てまわることにするが、多分、状況は同じだろう。日本語的に「復興」というとまず戦争で壊されたものを直すイメージがあるのだが、米軍が破壊した学校を修復することに何か不都合でもあるのかしらん?そういえば空爆された住民の家も、劣化ウラン弾で攻撃・汚染された高射砲もほったらかしなのだが。
では、また報告します。
[ 更新日時:2004/06/17 21:58 ]